我が家の居間と食事室の間の階段に、ネズミの形の穴が開いています。
つくったときは夢中で気がつかず、家を使い出してから、夜薄暗い中で、また猫のトラがネズミを捕ってきて転がしているのかと、びっくりしたことがありました。
ただでさえ埃のたまるところにある大きな穴ですから、 埃を描きだしてやらなくてはなりませんが、今では家族の一員です。
この杉板は、節だらけだったので、長さが180センチ、幅は太いところで95センチ以上、厚みは100ミリもあったのに、材木屋さんのセールで1万円ぽっきりでした。
奥行も長さもぎりぎりだったので、一番太いところを階段にして、
真ん中を長椅子の東脇のテーブルにして、
残りを、長椅子の西脇のテーブルにしました。
あとで、タイに注文していた長椅子が届いたとき、椅子が長すぎて、テーブルを4ミリほど切り落としました。椅子の木組みをするときに寸法通りにしたので、ラタンの厚み分だけ大きくなっていたのです。
夫がじょうずに切るのを見ながら(私はこういうのは苦手です)、
「あぁ、ここで、この4ミリ稼げたら、つくるときもっと楽だったのに!」
と叫んだほど、木取りにはない頭を使ったものでした。
先日、夫の古い友人のKさん夫妻がいらっしゃったとき、拾った子リスを育てて、長く一緒に暮らしたのに、猫に捕られてしまったK夫人が、
「くうちゃんがいる!」
と、階段のネズミを見て涙ぐんでいましたが、私にはネズミにしか見えません。
もっとも、トラにはネズミにもみえないようです。
4 件のコメント:
これは自然にあいていた穴なのですか!
始め彫刻したのかと思いました!
私にもネズミにしか見えません。
それにしても春さんの家を是非いつか拝見したいものです。
toki-sappさん
自然についていた穴です。裏はうろやら節やらもっとひどかったかもしれない。とにかくいっぱい穴のあいた木でした。
こんなにネズミっぽいのに、暮らし始めて数日してから気がつきました。できたころはいろいろやることがあって、それどころじゃなかったんでしょうね。
どうぞ、ご家族でピクニックがてら遊びに来てください。東京に近いのに別世界で驚きますよ!
いいなぁ~!ネズミの板!!
ジグソーで空けたのかと思いましたよ。
Shigeさん
そんなにいいですか?夜居間に明かりをつけないで行こうとして、薄明かりの中で何度かどきっとしました。なにせ、猫がいろいろなものを転がしている家ですから(笑)。
今は勿論間違えようもなく、ゴミがたまるとしても、ネズミは愛されています。
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