2012年10月30日火曜日

シクラメン


原種シクラメンを買ったのは、かれこれ、六、七年前でしょうか。ただただ、パレスチナのオリーブの畑の縁に咲いていたのが懐かしくて手に入れたものです。
以来、孟母三遷ならぬ、愚母五、六遷。
陽あたりが良すぎるかしら、陽あたりが悪すぎるかしら、石垣の近くがいいかしら、ここは水分が多すぎるかしらなどなど、あちこちに移しているうちに、とうとうどこへ移植したかわからなくなっていました。

そして、秋が来て、
「あれっ、こんなところにシクラメンが!」
なんと、石垣近くと言っても、いつも歩く、石段のところに植えていました。


所在がわかったのはいいのだけれど、なんとも踏まれやすいところです。しかたなく、割り箸を立てて保護しました。

最初は花だけが出てきていましたが、やがて葉も出てきました。


場所はよくないのですが、花や葉の状態を見た限りでは、乾き具合も陽の当たり具合も、今までの中で最高によさそうです。


それにしても、我が家にはシクラメンは似合いません。
よく、よそさまの庭先を見て、
「あの花、似合わないなぁ。ない方がいいのに」
と思ったりしますが、自分のこととなると、なかなか引き算はできないものです。




2 件のコメント:

hatto さんのコメント...

春さん、地植えのシクラメンなかなか見かけません。似合わない花があるとなんだかずっと、気になってしまうのは私も同じですが。シクラメンここで花まで咲かせたのですから、やはり抜いて移動させるのは可哀そうですね。でも、派手な色じゃないのでそんなに違和感はありませんよ。そういえば、実家の鉢物のニセコバンソウがたわわになっていい感じに乾いてきていました。母は実成で育てています。

さんのコメント...

はっとさん
シクラメンは半年ほど消えます。だからどこに植えたかわからなくなっていました。でもけなげに出てきて、しかも健康そう(笑)、このままここに置いておきます。
ニセコバンソウ、あんなにぺったんこなのに種が採れるんですね(あたりまえか)。
さっそく蒔いてみます。一部今頃、一部春に。コバンソウほど繁殖力旺盛でしょうかね?