2018年1月26日金曜日

豪華!絢爛!

東南アジアの内陸国ラオスの、国の花はプルメリアです。
プルメリアは中南米からカリブ海の原産ですから、大航海時代に、西洋の植物学者によってインドにもたらされ、それがラオスにももたらされたに違いないのに、なぜ国の花にしているのか、長く違和感がありました。


さて、作業棟の本棚が拡充したので、自分の本棚の本も少し移動させたりして片づけていると、タイで発行されたラオス紹介の本が出てきました。
なにげなく、ぱらぱらとめくってみると、おもしろい。ついつい、片づけていることを忘れて、写真を一枚一枚見てしまいました。


中でも目を引いたのがこの写真です。
チャンパサックにある、クメール時代の遺跡のワット・プーに生えているのは、何とも素敵なプルメリア(ラオス語だとドク・チャンパー)の木々です。


ラオスのあちこちの寺院でプルメリアを見ましたが、こんなに太くはありませんでした。  こんな素敵な木が生えているなんて!
プルメリアを国の花にするのに納得です。
2000年ごろだったか、ラオス南部の町パクセに、タイのウボンからメコン川を越えて入り、ヴィエンチャンに住んでいた友人たちと合流、コーンの滝を見に行くとき、チャンパサックを通ったのに、そのときはメコン川だけに関心があって、遺跡には立ち寄りもしませんでした。
もし、ラオスに行くことがあったら、プルメリアを見に、絶対寄ってみたいと思います。



 

4 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

一般的なプルメリアの木とイメージが違いますね!プルメリアが中南米原産とは知りませんでした。ハワイ以西のイメージですね。

さんのコメント...

hiyocoさん
全然違うでしょう?すごいなぁ。
確かに、プルメリアはハワイでレイにするし、ハワイ以西の感じというか、私にとっては熱帯アジアのお寺の花という感じで、仏教とのつながりを感じます。
この写真を見るまで忘却の彼方に記憶が眠っていましたが、確かラオスでは普通のお寺でもよくいろいろな色の花が咲くプルメリアを植えていたのではなかったかと思い出しました。
タイやカンボジアの寺院ではほかの木も目立つし、プルメリアは街路樹というイメージもあるけれど、ラオスはお寺がおもだったでしょうか?
プルメリアの落ちた花はわりと長持ちするし、いい香りもするけれど、熱帯アジアでは何故か花輪に使いませんね、使うのはいろいろなジャスミンです。花輪(タイ語でプーマライ)は寺院というより、土地神など神さまに捧げるもの、神と仏と分けているのかなぁ、面白いですね。

mee さんのコメント...

こんなに太い樹のプルメリアは初めて見ました。
東南アジアで毎朝、私がレンタルしたバイクのミラーのところにソッとプルメリアが差してあったのが嬉しかったです。
毎日玄関や神棚?など、あちらこちらにお供えをする習慣の一つにバイクも入れてくれたようです。
「ご安全に」の気持ちがプルメリアだったようです^^
プルメリアの思い出でした。

さんのコメント...

meeさん
私もこんなに太いのは見たことないと思います。
プルメリアをそうっと置いてくれたというのは、もしかしてバリですか?そういえばバリだと神さまのお供えにもプルメリアを使いますね。香りもいいし、花の形も整っているし、色が良くて長持ちするのに、タイなどでは何故あまり使わないのでしょう?ジャスミンの香りが素敵すぎるからかもしれません。