日曜日に訪問したKの家には、ムクロジもありました。
「あれっ、ムクロジも拾ったんだ」
「それムクロジって言うの?こっちにあるのは、去年拾ったんだけどさぁ、おんなじ?」
と、Kが持ってきたのは、半透明で、飴色のムクロジでした。
「ひゃぁ、これきれい。どこで拾ったの?」
なんと、用があって行った母校の構内で拾ったのだそうです。
帰り道、母校近くにある息子の家に寄る予定もあったので、学校にも寄ってみました。種のこととなると、俄然フットワークが軽くなります。
正門前で車を止めてもらい、駐車するところもないので、夫と犬には車に残ってもらって、門衛さんに声をかけました。
「卒業生ですけれど、ちょっと木の実を拾わせてください」
よかった、すんなり入れました。
久しぶりの母校は、木造の本館が取り壊され、高層ビルも建って様変わりしていましたが、大きな木がうっそうと繁っているところは、昔のままでした。
どれがムクロジでしょう?
ムクロジだと思われる、小さい葉の木の下を見ますが、なかなか実が落ちていません。
別の木の下で、別の実なんか拾っている場合ではありません。
だんだん夕闇が迫ってきました。
「もっと詳しくありかを聞いておくべきだった」
と後悔していたら、やっと見つけました。立派な木と、琥珀色のムクロジです。
慌てたので、カメラもビニール袋も、車に忘れてきました。着ていたフリースを、お腹の前でつまんで、そこに拾った実を入れます。
これが一年経つと、飴色になるのでしょうか?
振ると、ことこと音がします。
大満足で息子の家に向かう空には、飛行船が飛んでいました。
6 件のコメント:
キレイなのがいっぱい拾えてよかったですね。
こっちでも見つけましたが、下を人が通るので踏まれてなかなか良いのがありませんよ。
Shigeさん
敷石の上のは踏まれているし、土の上のは黒く腐りかけていました。
種だけとればと、腐りかけたのも欲張って拾ってきましたが、種も腐りかけていてつやも失われていて、捨てました。ちょっと時期が遅かったようでした。
まだ、きれいな色のまま乾燥するか、不透明になってしまうのか、半信半疑です(笑)。
熟してすぐの頃は濁った色していますが、水分が飛んで乾燥すると、飴色のきれいな色になりますよ。
それをまた水につけると濁った色に戻ります。
正月お寺さんを参拝したときに、半透明の飴色になったムクロジをよく拾いました。
あ。この葉っぱはこっちのカレーリーフ(Murraya koenigii)にそっくり。南インド料理によくこの葉っぱは使われます。香りがいい・・。ムクロジの葉っぱも香りがありますか?実の大きさも似てます。親戚かな?
落ちた実から自然にまたカレーリーフの木は育つのですが、ムクロジさんはどうですか?花は小さくて白です。ムクロジさんはどうですか?あ。なんか、ムクロジさんって人の名前みたいですね。
Tomokiさん
黒く、不透明のしか知らなかったので、とっても新鮮でした。
宝石みたいですね。
お正月でも、まだ拾えます?では、東京に行くとき、また拾いに行きます(笑)。けっこう欲張りです。
ポンチョさん
ムクロジ(Sapindus mukurossi)は実はいい香りがしていましたが、葉っぱは匂わないみたいです。カレーリーフとは違うようですね。カレーリーフもこんな実が生るんですか?欲しいなぁ(笑)。
ムクロジはインドにもあるはずですが、カルカッタの周辺はどうでしょう?私も、インドのムクロジを持っていて、次にカンボジアのムクロジを手に入れて、日本のは今年が初めてです。ムクロジは小さな木かと思っていたら、勇壮な大木でした。
花は白いみたいですよ。実は鈴生りに生ります。
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