2011年11月7日月曜日

南部アフリカの種子





さて、富岡まで行って、こばやしジャム店で籠を借りて選んだのは、こんなものでした。
「南方の種がお好きですか?」
とこばやしさん。
自分では気がついていませんでしたが、大きくて珍しい松ぼっくりやヒノキの実を選んでいません。
「北方好きと南方好きと両方いらっしゃるようで、分かれますね。僕は松ぼっくりから出発しました」

私は、拾うのが主に熱帯だったので、南方系というか、「行ったことのあるところ系」のような気もします。
もっとも、形に惹かれるので、「かたち系」でしょうか。
しかし、豪州には行ったことがないのに、嫌いな木なのに、なぜかユウカリの実には惹かれてしまうので、もしかしたら、松ぼっくりも好きなんだけれど、気がついていないだけかもしれません。




帰り際、今度初めて仕入れてみたという、南部アフリカの実をいただきました。
松ぼっくりではないそうで、たいそう美しい実でした。
「なにかわかったら、教えてください」




南部アフリカの木の本は二冊だけ持っています。
小さい本『COMMON TREES』にはたいした数の木が載っていないし、『Trees of Southern Africa』は、900ペイジもある分厚い本ですが、見て感じのつかめる図版は途中にペイジ表記なしではさんである、わずか300種類ほどです。




あとは、こんな葉っぱ一枚と、分布図が延々と続きます。




たとえば、この下の絵はオオバヒルギだけれど、誰が想像できます?




しかも、ときたま写真入のものもありますが、絵と写真の感じが全然違います。

もっとも、マメ科などは私でも大体察しがつきますから、こんな絵でも見る人が見るとわかるのかもしれません。




それでも、この本の中にSterculiaが六種類載っていて、




内、種子の絵が二枚もあるのは、嬉しいことです。




そして、少ない(わかる)絵の中に、これまで見逃していましたが、こんな絵を見つけました。
英名がwooden-pear、学名がSchrebera trichocladaです。
あの、ベイゴンフルーツミニではないですかね?




本文の方の説明はこれだけですから、本文だけでは、皆目わかりませんでした。
ただ、ザンベジ川に沿って、湿地か低地にこの木が生えていることは、よくわかります。




話はすっかり脱線してしまいましたが、結局この美しい実が何ものかわかりませんでした。
木の実ではなく、草の実なのでしょうか?







7 件のコメント:

Shige さんのコメント...

あるある、アルソミトラだぁ~!!
これは欲しいですよね。
飛ばすと、きれいに飛びますから。

でも、風のある日にとばさないほうがいいみたい。

さんのコメント...

Shigeさん
この一枚だけのアルソミトラは500円ほどですが、こばやしジャム店ではまるまるの実も売っていて、高いのは15万円もするのですよ!
こばやしさんは、お友達から、「桁間違えてんじゃないか」と言われたそうです。

一枚だけしか手に入れなかったので、滑空させるのがためらわれますが、地面が乾いていて風のない日にやってみたいと思っています。

Tomoki さんのコメント...

こばやしさんところで売られている実、また購入されたんですね。

上の写真に写っている鱗状の実は、ヤシ科ラフィア属の実です。
その左隣の5つの穴が開いているのは、東南アジアに自生していて木材としても利用されるダオ(Dracontomelon dao)の実です。通常はこの穴の部分は塞がっていて、タイではその部分の形が仏陀の後光が5つあるように見えるので、縁起のいいお守りとして売られていたりします。

それから中段にあるアフリカ産のマツボックリ似の実は、レウカデンドロン属の実です。この仲間、実の形がユニークなものが多いので、花材としてよく利用されています。

3つのうち、一番上がLeucadendron meridianum、右下がLeucadendron pubescens、左下Leucadendron coniferumがです。
左下のは、学名からしてConiferum(針葉樹に似た)って言う名前が付いてますから、命名者もマツボックリによく似ているなぁと思ったんでしょうね。

行ったことのない大陸にはまだまだ面白い植物がたくさんあることを改めて感じます。

Tomoki さんのコメント...

一番上の写真の中央下にあるのは、ウッディーペアとも呼ばれるXylomelum angustifoliumの実です。

LeucadendronにしてもこのXylomelumにしてもヤマモガシ科の植物ですが、どうしてこうもユニークな形の実が多いんでしょうね。

さんのコメント...

Tomokiさん
明日、一つ一つアップしようとしていましたが、その前に、すでに身元が割れている、ユーカリとビープ以外の、全員の名前がわかってしまいました。
いつものことながら、ありがとうございました。
Leucadendronは、南部アフリカの木の本を調べると、11種類掲載されていました。
Leucadendron meridianum以外の二種類が載っていましたが、絵は葉っぱだけで(笑)、身元はどうひっくり返してもわかりそうにもありませんでした。

身元が不明のときより、はっきりすると、実はいっそうかわいいですね(笑)。
明日、大きな写真を載せます。

Tomoki さんのコメント...

春さん、ゴメンナサイ。
昨日書き間違えてました。

左下がLeucadendron pubescens、
右下がLeucadendron coniferumです。

さんのコメント...

Tomokiさん
了解しました。
ありがとうございました。