七夕のとき、お正月飾りのとき、植木の柵をつくるとき、稲を干すときの「はざ」をつくるとき、いつもお世話になっている竹藪です。
このあたり一帯の竹藪同様、手入れが行き届かなくて、テングス病にかかって、うっそうとしていましたが、たけさんは思い立って、切ってしまいました。
すごい。
これが八十一歳のおばあちゃんが、手鋸一本でする仕事か?景色が一変しています。
木に比べれば竹は細いとはいえ、まっすぐなのは切っているうちにそのまま重さが鋸刃にかかってくるし、重い竹を藪の中で倒すのは大変です。
とうとう、枯れたものを残して、竹藪はすっかり切り払われてしまいました。わずか数日の仕事でした。奥に見えるのは、もといちさんの土地に生えている竹です。
「もといちさんの竹が入って来たんだ」
いまたけさんが畑をつくっているところも、竹藪だったところも、もとは美しい棚田だったのです。
もといちさんも手が回らなくて、竹は山へも登っています。
いやはや、三本くらい切ったら、
「仕事したぁ」
と疲れてしまうだろう私、数百本もとても切れません。
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