2016年11月22日火曜日

ビーチコーミングの教室in福井


11月20日に開かれた、Shigeさんのビーチコーミングの教室です。
海流のこと、福井に寄る漂着物のことなど、子どもたちと、ベテランのビーチコーマーさんたちのどちらが聴いても面白いお話でした。

なかでも、アオイガイのお話は、とても興味深いものでした。
そろそろ、日本海側の浜にアオイガイが寄る季節がはじまりますが、まったく寄らない冬もあり、たくさん寄る冬もあるそうです。そして、昨冬は、これまでと比べものにならないくらい、日本海沿岸各地で大量に寄り、ビーチコーマーのみなさんは、「アオイガイ祭り」を楽しまれました。

Shigeさんは、深海に棲むアオイガイが、水温が高くて、浅いところに上がっているときに、急に水温が下がり、帰ることができなくなるのではなかろうかと推測されていました。
 

Shigeさんがつくられた、アオイガイの干物です。
アオイガイにはいろいろな大きさがありますが、手前に置いてあるアオイガイくらいの大きさのものに入っていました。
アオイガイはタコの仲間ですが、メスだけが卵を守るために殻をつくります。二本のペタッと広い足で、殻をはさむようにして殻をつくり、卵を守るそうです。


お話のあと、浜に出ました。

 
さすが日本海、ハングルの書いてあるものがそこここに寄っています。


渡る最中に力尽きて落ちた水なぎどりの骨や、ヒトデもたくさんありました。
 

ハマゴウは冬枯れていて、種がいい匂いがしました。
午後からは、拾ったものでモビールをつくるので、その材料を拾うことと、自分の好みのものを拾うこと、その両方に振れながら、みんな思い思いに、下を向いて歩きました。

さて、教室に戻ったあとは、拾ってきたものを洗ったり、お弁当を食べたりしました。


kinさんのお連れ合いの拾ったもの、ビー玉が見えます。
じつはこのビー玉、あまりうらやましそうな顔をしていたからか、後でいただいちゃいました。


ろっかくさんの拾ったもの、韓国の太鼓を打っているスヌーピーやら、古めかしい土地境界線に立てる標識の一部などが見えます。



モビールをつくっていると、あっというまに時間が経ってしまいます。


kinさんご夫婦の合作。
下の方に、顎の骨が見えます。何の顎だったか、訊き忘れました。


のらさんは、プラスティックだけでつくりました。
ドラえもんは焚火に放り込まれたのか、かわいそうに焼けただれていましたが、のらさんは、「どら焼き」と言って、愛でていました。


さて、私のつくったモビールです。
拾ったものが主ですが、Shigeさんの用意してくれていた箱の中からも、鳥の胸の骨やアオイガイをいただきました。

帰ってみたら、三つもモビールが掛かっていて、居間の天井は満員です。もうベッドの上くらいしか掛けるところがありませんが、骨は何となくベッドの上に掛けるのに抵抗があります。
そうだ!タイの赤ちゃんのための魚のモビールをベッドの上に移動させ、そこに福井でつくって来たモビールを掛ければいいのです。


持って帰ってくるときは嵩張って大変だったのに、掛けてみたらそう大きくありません。

骨、貝、木、そしてプラスティックといろいろ入っていて、 まあまあのできでしょうか。
とくに、釣りのプラスティック浮きのピンク、漁網に使う浮きのオレンジ、壊れた花の紫などが華やかさを出しています。


楽しい時間をありがとうございました。






6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

遠路はるばるありがとうございました。
若狭の浜辺、楽しんでいただければ、何よりです。

Kinさんの使った顎はイノシシの顎ですね。

春さんのモビール、茨城の地でぶら下げられてますね。
今朝の地震で、さぞ揺れたことでしょう。

mmerian さんのコメント...

おかえりなさい。
日本海BCは如何でしたか?
モビール、素敵ですね。
私も作りたくなりました(^^)/

さんのコメント...

匿名さん
ありがとうございます。
寒くなくて、本当によかったですね。楽しかったです。
あれはイノシシの顎なんだ!子どもかなぁ。このあたりで見かけるイノシシ(毎日のように庭をうろついています)はもっと大きい気がするけれど、イノブタになってしまって大きくなっているのかもしれません。
地震は、このあたり震度四くらいで大した揺れではなかったのですが、長かったのが嫌でした。大きく揺れても数秒だと問題ないのですが、長いと3.11を思い出します。5分でしたからね。長いと言っても30秒くらいだったのかしら。やんでくれ、やんでくれと願いました。

さんのコメント...

mmerianさん
楽しかったです(^^♪今度、どこかで会いましょうね。
いつもは一人で歩いている人たちがどうして参加するんだろうと思っていたけれど、みんなで歩くのにはみんなで歩く楽しさがあるのですね。
メノウを見つけていた人もいっぱいいたし、子どもたちは大人たちには思いつかないような、素敵な飾りもの(モビールはちょっと難しいかな?)をつくっていました。
私は、白樺浮きを拾って大満足でした。mmerianさんも昔、そうだったでしょう?

ろっかく さんのコメント...

モビール作り、不器用なわたしは指が痙攣しそうでした!でも楽しかったです!遠路はるばるお疲れさまでした。またお会いしたいです(^-^)

さんのコメント...

ろっかくさん
こちらこそ、いろいろありがとうございました。
私も、初めて見た接着剤の機械(?)、アオイガイをくっつけただけで、あとはひたすら敬遠しました。皆さんおみごと、楽しかったですね。
また、二日間に渡って、日本海ビーチコーミングネットワークの皆さんのお話、興味深く拝聴させていただきました。今度は茨城の殺風景な海にいらしてください。