2016年1月31日日曜日

一本桐


この道を通るたび、この道路わきの桐の木は幸せだなぁと思ってしまいます。
周りに邪魔するものはないし、木の敵のクズものぼっていないし、畑の中に一本だけ立って、一日中陽の光を浴びることができます。


足元には実が落ちています。


ここでは、我が家の近くの林の中のように、そうそう子孫を残すわけにいかないようですが、まあ、いいじゃないですか。


冠雪している山は、筑波山です。






2016年1月30日土曜日


遅まきながら、この八郷にも雪が降りました。
朝起きたときはやんでいましたが、また降りはじめました。


というわけで、今日も作業はできません。
 

OMソーラーで、晴れてさえいれば暖房いらずの我が家ですが、朝からストーブを焚いています。






2016年1月26日火曜日

咲けなかった

昨日は、小さいながら360度回転する、性能のいいクレーン車(ジャッキ)が来ていました。


まるで人の手を伸ばしたような、自然な動きをしていましたが、それでもコブシの枝には何度か当たったようで、小枝が落ちていました。


まだまだ固い花芽、咲きそこなってしまいました。


と言っても、ほんの数本です。


今日は、昨日のクレーン車は来ることができないので、足場屋さんが自社のクレーンを持ってきましたが、月とスッポン、横綱と小学生くらいの違いがあるようです。








2016年1月24日日曜日

賢母

草むしりや庭仕事をしていると、けっこうおバカなカマキリが多いのに気づきます。
お腹が大きくて移動が大変だとはいえ、低い草に卵を産みつけたカマキリ、豆の茎など、片づけられてしまうものに卵を産みつけたカマキリ、コンテナや籠など、使っているものに卵を産みつけたカマキリ、などなどです。


それに比べると、このカマキリのお母さんは偉い!
がんばって、栗の木のてっぺん近くに産みつけています。


もっとも、栗の木を切られたりするという不測の事態が生じることもありますが、これならかしこい、よい子たちが孵ることでしょう。







2016年1月23日土曜日

鶴頂蘭

「鉢植えの植物って、ただ大きくすればいいってもんじゃないよね」
そんな単純なことに気づいたのは昨年でした。
それまで、挿し木して増えれば嬉しいし、大きくなれば小さく切りそろえることも思いつかずみんな育ちすぎて、窓際はめちゃくちゃな様相を呈していました。

基本、手入れの簡単な、水管理の心配をあまりしなくていい植物が好きですが、ときおり新しいものに手を出してみることがあります。
そして、水遣りが大変だったりすると、
「失敗した」
と反省しているうちに、消えてしまいます。

カクチョウラン(鶴頂蘭)もそんな植物でした。
お蕎麦屋さんで見て、葉が気に入って、ネットで二株取り寄せたものでした。
普通の土に植えていたら、お蕎麦屋さんに、
「普通の土だと、花が咲きませんよ」
と、言われて、ラン専用の土をいただきました。ラン専用の水はけのよい土に変えてから、水遣りが難しく、ちょっと持て余しはじめました。


しかも、動かないでじっとしている、ゴマのようなアブラムシがびっしりつき、葉もべとべとでした。アブラムシは取りきれないところにも入り込んでいるし、葉は雑巾で拭いてもきれいにならないし、とうとう一株は弱ってしまい、一株だけ残りました。
その一株も、姿も美しくなく、仕方なく面倒を見ている感じでしたが、なんと花芽が出てきました。


母上の形見だというお蕎麦屋さんのカクチョウランは、株も大きく、見事なものですが、何十年も育てていて、確か花は一度咲いただけとうかがっています。
私も、花はあまり期待していませんでした。ただ株が大きくなって、葉が楽しめればいいと思っていたのに、思いがけないプレゼントでした。





2016年1月22日金曜日

イケア


焚火場に灰がたまって山盛りになったので、取り除いていました。
ときおり、スコップが堅いものに引っかかります。


混じって焼いてしまった金属です。


燃え残ったこの金属は、なんでしょう?
もっといっぱいありました。たぶん、イケアの本棚についていた金具ではないかと思います。
何度かの引っ越しで痛んでいて、ここに運んでから収納場所も万全ではなかったので、朽ちてしまったものです。

1970年代から、90年代までイケアの家具たちにはお世話になりました。最初は収納家具からはじまって、つくばで暮らしていたころは、子どもたちのベッドもイケア、本棚もイケア、本棚は高さ180センチ、幅90センチの大きなものが、六つくらいありました。


今では、イケアの家具は箪笥が一つ残っているだけです。








2016年1月21日木曜日

丸い氷

昨日ほどではありませんが、今日もつくばいに氷が張っています。


昨日は、張った氷を、お昼過ぎに取り出してみました。


空をバックには立たせようとしましたが、西からはまだ強めの風が吹いていて、風に押されてしまいます。


そこをだましだまし、やっと立てて、カメラを構えた瞬間、氷は風に吹き飛ばされて、落ちていきました。






2016年1月20日水曜日

つくばいのつらら

朝早くから外で働いている夫が、
「今日は寒い」
と言います。
温度計を見たら、マイナス1度。いつもとそう変わりませんが、強い風が吹いている分、寒く感じるようです。


つくばいの水は、井戸水が少しずつ入っているはずなのに、表面が凍っています。


それでも、つららの先から水滴が落ちていますから、水は動いているみたい。動いているのに凍ってしまったようです。


金魚のいる、大きなつくばいはと見ると、そちらは凍っていませんでした。
冬らしい朝でした。

 


2016年1月19日火曜日

蜜柑の虫


八郷に住む方から、八郷産の温州ミカンをいただきました。
八郷盆地には、いろいろな果物が育ちますが、温州ミカンもその一つ、北限ですが、甘くておいしいミカンが育ちます。
このミカンは小さめ、ゴルフボールくらいしかありませんが、とてもいい味でした。


いただいたミカンの中に、黒い粒々がついているものがあります。
昔のミカンにはこれがよくついていましたが、最近のミカンにはついていない、久しぶりに見ました。
 


虫なのかなぁ?
何だか懐かしいものです。

朝の連続テレビ小説で、紀州ミカンが出てきたとき、全部橙色のミカンで、違和感を感じました。昔は、流通しているミカンは、真冬でさえ、もっと緑色が混じったものでした。






2016年1月18日月曜日

八郷は、朝から強い雨が降り、風も吹いていましたが、約束通り、プレカット屋さんに向かいました。
八郷盆地から真壁への峠を越えるとき、てっぺん近くにはちょっと雪がありましたが、標高が高いからだろうと気にもしません。タイヤもスタッドレスなので安心でしたし、真壁に降りたら案の定雪はありませんでした。
ところが、さらに進むと、あれっ、雪の降った跡が見えるようになり、積もった雪がどんどん深くなります。


とうとう見渡す限り雪景色になりました。
 
この時点では、東京も含む関東平野の広い範囲に雪が降ったことを全然知りませんでした。
プレカット屋さんのあたり筑西市は、15センチくらい積もっていました。


最初の予定では、今日が上棟でしたが、プレカット屋さん内部での連絡がうまくいってなくて、期日までには仕上がらず、一週間ほど延期になりました。
できないと聞いた時には、どうなることかと思いましたが、お天気がこんなに荒れたので、結果的には「禍を転じて福と為す」でした。


一週間前より、ずいぶん出来上がっていました。


これは、メンド板の代わりにガラスをはめるところ、さあ、できたらどうなるのでしょう。


帰りは、大事を取って国道50号に出ましたが、すごい渋滞で、しかもスリップした車が渋滞に拍車をかけます。
仕方ない、国道を走るのをやめて、また山越えで帰ろうとしたら、そのあたりは雪が降っていないのに、峠は通行止めになってしまっていました。
トンネルまで、大回りしましたがなんとか帰宅、相変わらず八郷は雪も降っていませんし、雨も風も少し収まってきました。







2016年1月14日木曜日

タラの卵


日曜日にひたちなかのホームセンターに行ったとき、魚市場にも寄りました。
一月ですから、タラの卵を売っていました。 一番小さいのを選びましたが、長さが20センチほど、いつ見てもグロテスクですが、安くておいしいのです。

これは宮城産ですが、2014年の一月に、南三陸町の仮設市場で買って以来の、生タラコとの出逢いです。


まず、お湯をかけてきれいにして、水少々、お酒、みりん、しょう油、砂糖を煮立ててから、2センチ長さに切った生タラコを入れて、5分ほど煮ました。



いやぁ、期待にたがわず美味でした。
煮てから冷凍したらいいと聞いたので、全部煮ましたが、ちょうど来客があったりして、出してみたら大好評、冷凍するも何も、あっという間に完食してしまいました。
「おいしかったから、今度行ったらまた買おうな」
と夫。
さて、次にいつ行くのか。今月中に行けばともかく、季節のものですから次に行ったときには売っていないと思います。







2016年1月12日火曜日

パラゴムの種の人形


先日、我が家の人形棚を見ていたふぢこさんから、
「お土産ものの木の実の人形を、お仲間に入れてもらえるかしら?」
と訊かれました。
ふぢこさんは、以前ブラジルで暮らしていらっしゃったことがあります。そのとき、友人知人からいただいた、パラゴムの種の人形をたくさんお持ちだそうでした。

そんなことで、ブラジルのパラゴムの種の人形たちがやってきました。


身体と頭はパラゴムの実を使っていますが、

 
「MANAUS」と書いてある堅い殻は、パラゴムの殻とは違うようです。
ブラジルだからババスヤシの殻かなとも思いましたが、違います。何だかわかりません。
髪の毛、手足、羽根飾り、それに種と種の接着には、さすがマナウス、生ゴムを使っているそうです。


マナウスは、パラゴムの原産地であるアマゾンの熱帯多雨林地域にある町です。
先住民たちが利用しているゴムを見て、植民地政府がゴムを知り、やがて世界中に輸出されるようになりました。
パラゴムの木は原生林に点々と立っていたので、ゴムを集める人は命がけでした。熱帯林に入ると、どんなに目印を残しても、どこも同じようで方向がわからなくなります。ゴムを集めに行き、道に迷って、とうとう帰ってこられなかった人たちも数多くいました。
マナウスは、ゴム景気に沸きましたが、やがてイギリス人にパラゴムの種を盗まれます。そして、英領マレーシアでパラゴムのプランテーション栽培に成功すると、天然の木からゴムの樹液をを集めていたマナウスはさびれました。

そんなマナウスに活気を取り戻すため、マナウスの飛行場をフリーポートとして開放することで、アマゾンを訪れる観光客を呼び込み、マナウスはよみがえったそうです。

ふぢこさんによると、先住民のインディヘナは森に住んでいますが、インディヘナと、アフリカから奴隷として連れてこられた黒人の混血たちが川沿いに住んでいて、その人たちがこの人形をつくっているのだそうです。








15分の浜歩き


買い物ついでに、ひたちなかの海に寄った日、
「もう一ヵ所くらい、浜に降りたいかい?」
と、夫。
「ちょっとだけ、停まってもらおうかなぁ」
「どこか希望がある?」
「どこでもいい」
このところ、夫は膝の具合が悪化して、ほとんど歩けないので、車の中です。
二ヶ所目に寄った浜は、やはり奥行きも長さも短い砂浜でした。
時間は限られているし、潮が満ちていて浜も小さいので期待薄、ただ歩けばいいか、というところでした。


最初に目に入ったのは、合弁の貝たちでした。
波にもまれて、テトラポットに打ちつけられて、中身もとっくに洗われてしまったのに離れないでいたなんて、ちょっとロマンチックです。
目につくままに拾って、家に戻ってみたら、二つだけ、離れてしまっていました。


拾ってもどうするあてもありませんが、
「まぁ、何も拾えないだろうから、ビーチグラスでも拾おう」
と思い直して、ビーチグラスも拾ってみました。


石灰質のついた石も、見過ごせません。


ときおり、好きな形の石も拾います。


カサガイの仲間は、このあたりの海ではとてもよく見られる貝です。
その日、とく目についたのは、ユキノカサガイでした。
右下は、ウノアシです。
 

陶片は、プリントではなくて手描きのもの。


割れてから波に洗われたクルミは、なかなか美しいものでした。
 

さて、貝ラインを見ていたら、小さいけれどタカラガイがありました。
「ラッキー」
と思って拾ったら、あるある、欠けたのを入れると、13個も拾ってしまいました。


たぶん、13個も一度に拾うなんて初めてのことでした。