2014年2月13日木曜日

三葉の松

水戸に行く用事ができて、突然徳川家のお雛さまのことを思い出しました。というのは、二十数年前に両親が偕楽園の梅を見に行ったことがあり、そのとき訪れた徳川ミュージアム(当時は徳川博物館)の特別展の、お雛さまの絵はがきを、もらったことがあったのです。
みごとなお雛さまたちでした。


季節がら、「お雛さま展」をやっているかもしれないと、寄ってみた徳川ミュージアムでは、残念ながら、展示してあるお雛さまの数は少なく、館内は撮影禁止、しかもお雛さまの絵はがきも売っていないと、ちょっと期待外れでした。
年によって、飾り方を違えているのだそうです。


 一枚だけ、こっそり撮らしていただいた写真です。

ミュージアムには、展示室と展示室を結ぶガラス張りの渡り廊下があり、その向こうに中庭があって、大きな木が生えていました。
 

渡り廊下の中ほどには案内板が設けてあり、その木は、徳川宗敬(むねよし)がサンフランシスコ条約締結のおりに、アメリカより持ち帰った松と書いてありました。

調べてみると、徳川宗敬(1897-1989、緑風会)は貴族院議員で、サンフランシスコ条約締結(1952年)の時の、六人の全権委員の一人でした
では何故松の苗を持ち帰ったのかというと、彼は、議員であると同時に林学者でもあったようです。

水戸徳川家との関係は、水戸徳川12代の篤敬(あつよし)の子どもで、13代 圀順(くにゆき)の弟にあたるそうです。


手前に別の木が立っているので半分隠れていますが、渡り廊下の奥に見える二本がその松です。

中庭には松のほかに、徳川家康が植えたと言うミカンの木もあり、小さめの実が鈴生りでした。
木の足元は、クマザサの生えているところ以外は一面、足跡のない雪に覆われていましたが、わずかに建物の軒に近いところに雪がなくて、長い松の葉がたくさん落ちているのが、廊下から見えました。

ミュージアムの受けつけの女性に、中庭に入れるかどうか聞いてみると、そこは徳川さんの私邸になっていて、入れないとのことでした。
おりしも、松を見ていたとき中庭を見回っていた警備の男性が、ミュージアムの入口のあたりに出ていらっしゃいました。
声を掛け、一つでいいから松葉を拾って来て欲しいとお願いすると、快く引き受けてくださり、厳重な扉をもう一度開けて、中庭の方に入って行きました。

すぐ戻ると思って待っていたのですが、ちょっと時間がかかりました。と、戻っていらっしゃるのを見たら、彼の手の中には、落ちたばかりのまだ緑の枝先が、たくさんありました。


その松葉です。


そして枝先、ダイオウマツ(Pinus palustris)でしょうか?
 

葉の長さは30センチほどありました。






2014年2月11日火曜日

寒くても、へっちゃらだい


雪が降った日の前日、散歩しているとき道端にたくさん咲いていた、オオイヌノフグリです。


春の陽気に誘われて、せっかく楽しく咲いていたのに、今は雪の下です。


でもへこたれるような連中ではありませんから、雪の下でさらなるパワーを蓄えていることでしょう。


はあるよこい♪



コナラのドングリ

夫が一人散歩から帰って来て、興奮しています。
「下の二十三夜供養塔はいつ建てられたものだと思う?」
「そうねぇ。明治かな、大正かな?」
「さっき、碑文を読んでみたら文化14年だよ」
「ひえええぇ」
どこに行くにも必ずその前を通る見慣れた石碑は、1817年建立、200年も前に建てられたものだったのです。
私たちはここに十年余りしかいませんが、この里に営々と住んできた人たちがいることに、改めて感動してしまいます。


その、二十三夜供養塔の前に落ちているドングリです。コナラのドングリですが長いのです。


見上げて見ても、よくわかりません。
コナラのほかにはカシノキもありますが、カシノキはまだ小さいし、カシノキのドングリなら、もっと短いはずです。


拾って来て、他のコナラのドングリと比べて見たら、やっぱり長い!


これが、我が家のあたりに毎年落ちている、私には全然珍しくないコナラのドングリです。


そう言えば、先日Sくんの裏山を歩いたとき拾ったドングリが、ポケットに入れっぱなしだったのを思い出して、出してみました。
「短くて丸い!」
Sくんの裏山では、ドングリが落ちたのが舗装道路の上ではなく土の上だったので、もう湿気で割れていて、たった二つしか拾えなかったものです。


ドングリの背比べと言いますが、似たりよったりどころか全然違います。
左がSくんの裏山のドングリ、真ん中が二十三夜供養塔の上のドングリ、そして右が我が家のドングリです。

この違いは、どう考えたらいいんでしょうか?

追加:


mmerianさんにコメントをいただき、マテバシイのドングリと、二十三夜供養塔の近くに落ちていたコナラのドングリを比べてみました。左がマテバシイです。
これは、違いが歴然としています。


ところが、Sくんの裏山で拾ったどんぐり(右二つ)は、以前拾ったカシのドングリと比べてみたらそっくりでした。
Sくんが、「雑木だけ残して全部切っている」と言い、サカキやアオキは切っていたので、てっきり常緑のカシも切っているのだろうと思い込んでいたのですが、


写真を見返してみると、カシがいっぱい切らずに残してありました。


杉やヒノキは切っているようでしたが。


これは、カシのどんぐりで、決まりでしょうか?
ちなみに、私は目隠ししたいところだけカシを残しますが、後は容赦なく切ってしまいます。



2014年2月9日日曜日

ドライマンゴスティンの種


一月にタイに行ったとき、バンコクのデパートの生鮮食品売り場でさがしたのは、タイ米のほかは、タイ料理の材料ではなく、大好きなシリアルや、それに混ぜる小さく刻んだドライフルーツなどでした。
ドライフルーツ売り場に、初めて見るマンゴスティンのフリーズドライがあり、珍しいので買ってみました。


中には軽い軽い、しゃりしゃりしたメレンゲのような実が入っていました。
もともとちょっとしか入っていないし、食べた気もしないほど軽いので、あっという間に食べ尽くしてしまいました。


マンゴスティンは生で食べても、ときおり種が入っているものがあります。


ドライマンゴスティンにも、種のあるものもありました。
マンゴスティンの種はもともと大きさがまちまちですが、もっと厚みがあったと思われるのに、ぺったんこの薄い種でした。




立春の日、2月4日に雪が降りました。その次の朝の写真です。


そして今朝の写真です。
東京などに比べると、昨日の雪は少なかったようですが、それでも私たちがここに越して来てから十数年のうちの、一番の積雪でした。

年によっては、雪の降らない年もあり、そんなときは、
「今年は虫が多いど」
と、近所のばあさまたちが心配していたものでした。


先回雪が降っていた時は、まだ残っていたセンダンの実に雪が積もって、豪勢でしたが、


その時の雪で実が落とされ、今回は雪の花が咲いたようにはなりませんでした。


厚い雪の絨毯を敷き詰めたよう。


犬は軒下などの、雪が積もっていないところで用を足しているようですが、犬猫出入り口からの通り道には、猫が帰って来た足跡があります。


こちら向きの足跡しかないと言うことは、遠くにあるもう一つの出入り口から出て行って、ここに入って来たということです。歌に、
「犬は喜び庭駈けまわり、猫はこたつで丸くなる♪」
というのがありますが、我が家の犬猫は真反対です。





2014年2月8日土曜日

三陸の海の幸

先日、Hさんに連れて行っていただいた南三陸町では、仮設商店街の食堂でお昼を食べましたが、商店街の中には、魚屋さんのお店もありました。
夫が、海産物を買って帰りたがりました。
この季節、タラとその白子と生タラコ(真子)がセットになったものが一番目立つところに並べてありましたが、買ったのは生カキたっぷり、生ホタテ、生タラコとメカブでした。
たかだか2000円ほどの買い物でしたが、別代金も払わないのに、保冷箱にきちんと詰めてくださいました。


生タラコは長さが20センチほどあるものです。


醤油、みりん、お酒、砂糖で煮て、


とってもおいしくいただきました。

小さい頃瀬戸内で育った私は、タイやサワラの子を煮たものが大好きでしたが、そんなものはおろか、タラの子も、日常的にはなかなか手に入りません。
だから、生タラコは、生カキより生きているホタテより嬉しいもので、大満足でした。


メカブはわかめの根元部分のことだそうです。
調理していない、採ったままのものを見たのは、たぶん初めてです。


沸騰したお湯に入れると、あっという間に鮮やかな緑色に変わります。


すぐ引きあげて細く刻むのですが、不定形なうえ、つるつる滑って、ちっとも思うように切れません。
それでも三杯酢で、おいしくいただきました。

今の季節はメカブしかないようですが、南三陸ではもう少ししたらワカメが採れるそうです。




2014年2月7日金曜日

椿の旅



南三陸町戸倉の五十鈴神社の石段を下りて、鳥居のところまで行ったら、椿の実が落ちていました。
見上げると、数本の椿の木がありました。


五十鈴神社の椿を見る前、松島から海沿いに三陸海岸を北上したとき、車中でHさんから沖に見える島に、ツバキが自生していると聞きました。このあたり、山にはヤブツバキがなく、島とか海岸に生えているらしいのです。
五十鈴神社は、境内から海が見えるとはいえ丘の上にありますから、誰かが植えた椿のようでした。

帰ってネットで調べてみると、自生の椿の北限は青森県の陸奥湾に突き出した夏泊半島でした。温泉が湧き出ているあたりに、椿が自生しているそうです。
そして、日本海側では、秋田県男鹿半島にも自生しているそうです。

椿の実も、水に運ばれやすい形をしています。これまで考えたこともありませんでしたが、おもに水に運ばれることで、自分の居場所を広げてきたのでしょうか?

我が家のあたりでは、椿は山でも普通に見ることができます。種が転げ落ち、谷川から海に出て、そして潮に乗って旅をして、北へ北へと向かっているのでしょうか?