2010年7月27日火曜日

サラカヤシの種



バティクを教えてくださるS先生が、留学前の手続きのために2週間ほどインドネシアに行って、帰っていらっしゃいました。
先回のレッスンのとき、ライチーの種をいただいて植えたことから、私の種好きを知り、サラカ(Zalacca edulis)の種をお土産に持って帰ってきてくださいました。

サラカはヤシの仲間で、ジャワ原産ですが、東インド諸島から、東南アジア諸国、インドにまで広く分布しています。




果実は、見たところ、センザンコウそっくり。
『東南アジアの果樹』(農林省熱帯農業研究センター、1974)に寄れば、1937年ごろまで、日本の果物屋さんの店頭で売られていたそうです。知りませんでした。

以前でしたら、種好きの私としてはもったいなくて植えられなかったのですが。一粒だけ残して、植えてみました。純熱帯の植物ですが、育つでしょうか?


4 件のコメント:

セキネ さんのコメント...

サラカヤシっていうんですね。
知りませんでした。
ボロブドゥールのある、ジョグジャカルタの名産だそうで、あちこちのお店に並んでいました。
むこうではサラック(sarak)と呼ばれています。
実がなると良いですね。
私も楽しみにしています。

さんのコメント...

セキネさん
もともとサラックと呼ばれていたところから、学名もついたのだと思います。
うろこがあるので、最初見たときは、正直あまり、食指は動きませんでしたが。
あんなに可愛い種が入っていたとは、気がつきませんでした。

Shige さんのコメント...

この実がサラカヤシなんですか。
サラカヤシ、トゲトゲの実は写真では見たことがあったのですが、ホンモノは初めて!

あと、この実をむかし見た記憶があります。どんな大きさでしょうか?2センチくらい?お尻?にあるえくぼが気になって拾い上げたのですが、椿かな~って思ってポイ・・・椿の実かもしれませんが、今後悔していますよ。

さんのコメント...

Shigeさん
そうです。2センチくらいです。
えくぼがあったなら、サラカヤシだったのでしょうね。両方にえくぼがあって、そのえくぼとえくぼをつなぐように、くびれた、線が入っています。
椿は種がいくつくっついて丸くなっているのですか?私の手元にある椿の種は半球形ですが、サラカの方は3つで球なのか、どれも120度くらいの角度がついた面があります。
サラカも流れ着くのですね。えくぼまで発見するShigeさんですから、また拾う機会が必ず来ると思います。
試しに水に浮かべてみたら、沈むでもなく、浮かぶでもない感じでしたが、海水なら、浮かびそうです。