2011年6月3日金曜日

機織り鳥の巣





もう一つのブログで、『鳥の巣の本』をアップしようとして、以前、すでにアップしたと信じていた、ハタオリドリの巣を、探しましたが見つかりませんでした。
「あれっ」
ブログアーカイブからも、ラベルからも見つかりません。

というわけで、改めてアップします。
ハタオリドリ(機織り鳥)の仲間、キムネコウヨウジャク(Ploceus philippinus)の巣です。




ハタオリドリの巣は、いろいろなところで見ました。
写真は、エチオピアのマメ科の木につくられたハタオリドリの巣です。

タイでも、お寺の木などに、巣が鈴なりになっていることがあります。日本だとすぐ観光客が押し寄せるところですが、人々も鳥も気にしないで、のんびりと共存しているのが素敵なところです。




我が家にある巣は、自分で拾ったものではなく、友人のお百姓さん、ウィチットさんの家にあったものです。タイ人の家では、ときおり、ハタオリドリの巣を飾っているのを見かけます。

「あれっ、ハタオリドリの巣を拾ってきたんだ」
「欲しいならあげるよ」
「じゃあ、一個だけもらってもいい?」
「また拾ってくるから、全部持って行っていいよ」

というわけで、三つもぶらさげて持ってきました。

『世界の鳥の巣の本』にも説明がありますが、キムネコウヨウジャクは、オスがまず一番上の写真のような形の、求愛の巣をつくります。すると、メスがやってきて巣を点検し、気に入った巣のオスと交尾します。




カップルになったあと、オスは片方の穴を出入口にして残し、巣を完成させます。




そして、中に居心地のいい部屋をつくって、そこで卵を孵します。

巣づくりはオスだけの仕事です。しっかり編まれています。
底に穴が開いているのは、そこから糞などを捨てるのでしょう。
お見事でした。


                           鳥の巣の本



4 件のコメント:

Shige さんのコメント...

すごぃ、すごぃ!
ハタオリドリの巣なんだ。

むかし友人の鳥仲間が巣コレを始めました。ところが、集めて1年ほどしたら、全て捨てたそうです・・・何とダニがわいて酷いことに・・・(笑)

さんのコメント...

Shigeさん
あはは、ありそうなことですね。よく乾燥させないと、ダニだけでなく、ノミにもやられるそうです。
メジロや、ヒバリの巣なんか見ても、ちょっと持って帰るのは躊躇ってしまいますね。
ハタオリドリの巣はよくできていて、感心してしまいます。ときどき、紐や葉っぱなどが混じっているのもあります。

sekine さんのコメント...

居心地の良い家と夫を持ったハタオリドリさん、ちょっと羨ましいです。^^

さんのコメント...

sekineさん
居心地のいい家と、働き者のだんなさん、絶対見つかりますよ!