小さいころ、何度か山でヤマウルシにかぶれました。
長じて、漆を塗ってみたいと思い、「そのうち、免疫ができるから」と言われたのに全然駄目で、何度もかぶれひどい目にあいました。
また、熟れたマンゴー(ウルシ科)をもんで柔らかくし、穴をあけてそこからチューチュー吸うという、ガーナ式の食べ方を教えてもらってかぶれ、普通に食べたときはなんともないのでマンゴーが原因とは長い間気がつかず、何度もかぶれて、ひどい目にもあいました。
というわけで、うるしの木の近くに行けば、姿が見えなくても気配を感じるほど、うるしには敏感です。
ところで、お隣りの「木工房210」では、Kさんがおもに形をつくり、Jさんが漆を塗る仕事をしています。だから、Jさんは家の周りに漆の木が生えれば大喜びで、いつの日か漆掻きができる日を夢見て、たいせつに保護しています。
道の脇に生えているヤマウルシです。
Jさんたちが住む前は、私がこてんぱんに切っていたのですが、彼女たちの管轄下に入り、いまでは伸びのびと育っています。
今年は実までつけてしまいました。
よく見ると、なかなか風情があります。絶対に近づきませんけれど。
4 件のコメント:
春さん、ごぶさたしています。
地震の後、しばらくブログをお休みされていいたので、心配しておりましたが、その後再開されたようなので、安心してました。
でも昨日のブログ、やっぱりまだ地震の後遺症が残っているのですね。
無理せず、ぼちぼちやって下さいね。
さて、今日のヤマウルシですが、私の実家はお箸を製造しております。
まだ子供だった頃、遊びに来たいとこと、休みの工場で漆やいろんな塗料を混ぜたりして遊んでいたら、翌日いとこだけが顔や手がぱんぱんに腫れ上がり、親にひどく怒られたことがあります。
いとこはたぶん漆のアレルギーだったのだと思います。一緒に遊んだ私はなんともなかったのに。
「そのうち免疫ができる」は、たぶんウソでしょうね。一度かぶれると一生直らないと思います。(笑)
身近にあった漆にはそんな思い出がありますが、漆の木を知ったのは、もっとずっと後のことで、かなり大人になってからでした。
お箸の製造には今は本漆はほとんど使わず、高級品にのみ使いますが、それもほとんど外国の製品だとか。
私も、テレビの番組などでしか、漆搔きをやっているのを見たことがありません。
ぜひ見てみたいものですね。
ヤマウルシのアレルゲンは強いですね。ヌルデやら、イロイロありますが、ヤマウルシが強いようです。特に今頃のヤマウルシ、揮発するのか知りませんが、近寄っただけで、かぶれる人もいます。
ただ、山でも9月になれば、最初に紅葉し、そのころはけっこう平気なのですが、今の時季は近寄れません。
Shigeさん
触らなければなんとか大丈夫です。昔、薪をとりに山に行って(昔話の世界!笑)、母がかぶれるからと、母の父が全部切り倒してくれたら、手やナタに漆がついたのか、母がひどいことになったと聞きました。
まあ、手痛い目になんどもあって、用心は子どもの頃から身についているので、大丈夫です(笑)。
のぶさん
お箸屋さんの娘さんだったんですね!
今はあまり本漆を使わないとのことですが、上質のカシュー塗料でも私はかぶれます。なにせ、カシューもウルシ科ですから(笑)。
漆を扱う人と結婚する人って、かぶれる人は困るし、生まれた子どもは、かぶれる子とかぶれない子がいるのかどうかなどなど、興味津々です。
木工屋さんにきくと、本漆はとても高いそうです。だから中国産の漆が出回っています。植えてから10年以上たってから樹液を採るのですが、漆の木をたくさん植えておかないと、いくらも採れないそうです。
のぶさんは漆掻きをしているのを見てみたいとのこと、北茨城の方でやっているところがありますが、私は絶対見てみたくありません(笑)。
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