2012年11月16日金曜日

コブシ


朝起きて窓の外を見ると、コブシの葉がそこいらじゅうに散っています。



まだ、葉がたくさん残っていますから、しばらくこの状態が続きそうです。


東京郊外にその昔私が植えたコブシの苗木は、大きく育っていましたが住宅地なので近所のひんしゅくを買っていました。
その土地を売るとき、一本は切ってしまいましたが、一本は掘りやすいところに植えていたので、植木屋さんに頼んで運んでいただきました。
植木屋さんから、
「大きいコブシの移植は難しい。つくかどうかはわからないよ」
と言われていました。
移植時には、枝をすっかり切り払われました。
最初の水やりに注意しましたが、四、五年は、あまり花も咲かず、やっと生きている感じでした。

のちに、コブシの周りに敷石を置いたり、生垣を植えたりしたとき、移植が難しいという植木屋さんの言葉に納得しました。細い根が、地表すれすれのところで放射状に伸びているのです。 コブシの根はとっても甘い香りがします。

写真は2003年、移植した年のコブシです。



ここ数年はすっかり元気を取り戻し、どこまで伸びるのかわからない(?)ほどの勢いです。


4 件のコメント:

mmerian さんのコメント...

我が家のコナラやクヌギ、桜、トネリコも大きくなって困っています。ケヤキも心配でしたが枯れてしまいました。夏にタマムシが産卵にやってきたので立ち枯れのまま放置しています。ほんとうは屋敷林のある家に住みたいのですが、住宅街だとそんなことは言ってられないし、切るしかありません。残念!
こぶしの花、見事でしょうね。

さんのコメント...

mmerianさん
木ってすぐ大きくなりますね。
クヌギ、コナラはずいぶん切って、薪にしてしまいました。我が家もまさか、40坪売ったら1000坪も買えて、木に囲まれた生活をするとは、思ってもいませんでした。
玉虫は無事育つといいですね。あのぶんぶん大きな音を立てて飛んでいるのを見ると、幸せになります。
コブシは結構デリケートです。この春は、その前の年に周りを掘り返したので、ほとんど花がつきませんでした。

hatto さんのコメント...

春さん、コブシ私も好きな花です。春には山の中に自生するシデコブシの群生を見に出かけました。しかしあの木の根が甘い匂いとは知りませんでした。

先日、パイナップルの実ような木肌をもつクロガネモチの大木を見つけました。クロガネモチの木肌に凹凸がでることはしばしばあるようですが、パイナップルほどのレリーフ木肌は珍しいようです。そちらでは、そのようなクロガネモチを見る事はありますか?

さんのコメント...

hattoさん
山の中のコブシ、ホオ、トチも素敵ですよね。根は肉桂のような匂いがします。だから、ちょっと掘っていて、「あっ、コブシの根を切ったな」とすぐわかります。
このあたり、ただのモチの垣根は一般的ですが、クロガネモチはそう見ません。植木屋さんの目玉商品として、立派な枝ぶりのクロガネモチは見かけますが、お高いこと。木姿はいいですね。
今度旧家に行くことがあったらたずねてみますが、そうごつごつした豪華なクロガネモチは見たことがありません。