浜辺で拾った石の中には、選んで持って帰っても、
「やっぱりいらないわ」
というのがあります。
一度拾ってしまうと、出逢ったという意味を持ってしまうので、いらない石はいらない石で別にしておいて、また浜に行くときに、返しすようにしています。
そんな石を集めて置いてあるところから、なにか視線を感じます。
視線を送っていたのは、この石でした。
丸いと思って拾ったのに、きれいなカーブでなかったし、部分的に白い石がくっついて尖っていたので、除けておいた石です。除けたときには気づきませんでしたが、片側に穴が開いていて、その穴が目、白い部分が嘴で、まるで鳥のよう、見上げているのです。
さあて、元の場所に返さないで、家に置いておきましょうか。
どうしましょうか、鳥さん?
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