2014年10月18日土曜日

赤い大根

山向こうのかわまたさんが遊びに来て、いろいろな野菜をいただきました。
「赤い大根の一つは薄く切って甘酢に漬けて」
「えっ、どっちがどっち?」
赤い大根二つは口で説明されても区別が難しいものでした。
「こっちが薄切り」


薄く切って一夜漬けにしてと言われた方の大根は切ると、中が真っ赤でした。
すし酢に漬けます。
「これでいいかな?」
「あっ、家で漬けたのはこんなに赤くなかったなぁ」
一昼夜で、おいしく食べられるようになりました。


「これは山形の大根だけれど、少し厚めに切って、四、五日漬けて」
「山形だから、月山赤カブ漬けと同じようなものかしらねぇ」
月山赤カブ漬けは私の大好物です。
「そうかもしれないな」


外見は同じようだったのに、こちらは中が真っ白です。こちらもお手軽にすし酢に漬けました。


一夜明けると、美しい桜色になっていました。
四、五日漬けてと言われていたのに、すぐ食べてみました。
柔らかくておいしい、まさに月山赤カブ漬けの味でした。


どっちが好きかと聞かれれば、返答に困ります。
同じすし酢で漬けたのにまったく違う味、そして、どっちも美味なのです。




2 件のコメント:

hana-ikada さんのコメント...

美味しそうですね。後を引きそう♪
見た目、右の薄切りの方が美味しそうに見えますが、どちらも違った美味しさがあるのですね。
赤い大根って珍しいです。

さんのコメント...

hana-ikadaさん
これまでも、近所のSくんからよく赤い大根をもらっていましたが、食べ方についてはまったく話してくれないので(笑)、ただすり下ろしたり煮たりして食べていました。もちろん野菜はどんなふうに調理してもいいのですが、先人の知恵を教えてもらうと地平が広がりますね。あたりまえの原理かもしれませんが、薄切りにした大根より、厚切りにした大根の方が柔らかいです。
だから歯ごたえとかが違って、お互いに味も違って感じられるのかもしれません。日を追って、ますますおいしくなっています♪