2014年11月24日月曜日

シクラメンの気持ち


夫が買ってきて、水遣りくらいしか世話をしていないシクラメンの鉢があります。
ときには、その水遣りも忘れて、花がだらんとしなだれていることもあります。

さて、昨日四人ばかりの人たちが遊びに来て、話をしていました。
すると、銀のアクセサリーをつくっているYくんが突然、
「シクラメンの花摘みをしていいですか?」
と聞きます。
「もちろんよ」
彼は、鉢を持って来て、しきりに手を動かしていました。


他のみんなは話に熱中していて、全然Yくんに注目していなかったのですが、しばらくして気がつくと、鉢が戻され、積まれた花が残っていました。


シクラメンの球根はちょっと扁平な丸い球根です。その球根に光がよく当たると、花は次々と咲き続けるのだそうです。

と聞いて、私は私の植えている原種シクラメンを思い出しました。
日向、日陰のどちらを好んでいるのかよくわからなかったので、一株ずつ日向と日陰に植えています。というのも、日陰に植えた方は、どんどん株が増えているのに、日向の方は、まったく株が増えないからです。


でも、Yくんの話を聞いてよくわかりました。
日陰の方の株が、少ない花の種をこぼして、株を増やしているのは、日陰では生きにくいので、「種」を絶やさないようにしながら、日向に移動したがっているのでしょう。

日向の方は、二ヶ月ほど前から花を咲かせ続けていますが、日陰の方は葉ばかりです。


日向の株も、うっかりしているとすぐ落ち葉に埋もれてしまいますが、せいぜいきれいにしてやりたいものです。

そして、時間を見つけて、日陰のシクラメンも日向に移してやりましょう。




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