2015年4月24日金曜日

ヤム・ウンセン


この時期は、庭の片隅にワケギが出ていて、


香菜(パクチー)が茂っていて、嬉しい季節です。
そろそろワケギは硬くなって枯れ、地下に根を残して、地上から姿を消します。香菜は丈が伸び、葉は針のように細くなって食べるところがなくなり、花を咲かせ実を生らせて、やっぱり枯れます。

香菜は、熱帯だと一年中育てることができますが、日本で自然に任せていると、今の時期しか楽しめません。


ワケギと香菜の両方をたっぷり食べるなら、ヤム・ウンセン(タイ風春雨サラダ)です。
豚ひき肉を空炒りして、干しエビを加え、ナムプラーとレモン汁で味をつけ、戻した春雨、生トウガラシの刻んだもの、タマネギとワケギのみじん切り、半量の香菜を混ぜ合わせて盛りつけ、半量の香菜とくだいたピーナツをトッピングしたら、出来上がりです。


八郷の嬉しいところは、農産物直売所で、いつも地元産の生ピーナツが手に入ることです。 ここに来る前は、輸入した生ピーナツを使っていました。


ヤム・ウンセンは夫の大好物です。
客人があるときも、
「今日はメインがクスクスだから、サラダはアラブ風のサラダにしようかと思うんだけど?」
「俺はヤム・ウンセンがいいなぁ」
「今日はてんぷらだから、ポテト・サラダにしようか?」
「ヤム・ウンセンにしてくれない」
というわけで、よく他の料理にまったく関係なく、ヤム・ウンセンが登場します。
そして、タイ料理の、正統ヤム・ウンセンとはいったいどんな味だったか忘れてしまうくらい、我が家のヤム・ウンセンは、「我が家の味」になってしまっています。

ワケギも香菜も生えていない時は、万能ねぎとセロリの葉でつくります。




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