常々、
「泰山木は好きじゃない」
と言っていますが、石岡工業団地のグリーンベルトに並ぶ泰山木は、いまいっせいに花をつけていて見事です。
工業団地の、それぞれの工場(会社)の敷地の外には、幅4メートル以上のグリーンベルトを設けてあります。そこに芝生を植え、植樹しているのは、欧米のような、開かれた緑の工場街をイメージしたものでしょう。
ところがどっこい、降雨量が一年を通じてあって土が痩せていない日本では、植生の貧しいイギリスやアメリカのようなわけに行かず、芝生にはすぐ草が生い茂り、伸びた草を刈る気持ち(余裕)がある会社か、ない会社か、通る人に一目でわかってしまう結果になっています。
手前の会社は草をきれいに刈っていますが、奥の会社のグリーンベルトは、草ぼうぼうです。
幸い、歩く人もいませんが、これでは歩けません。
ここのグリーンベルトには、泰山木の他には松やコブシが植えられ、どれも大きく育っています。
敷地境界の金網のフェンスの内側の足元には、オオムラツツジが、そのちょっと中にシラカシや桜が植えられています。
いつも手入れを怠らずきれいに刈り込んでいる会社、伸び放題に伸びたシラカシやオオムラに手を焼いて、こてんぱんに切ってしまった会社、いろいろです。
そんなことにお構いなく、泰山木は花をつけていますが、一番きれいなのは咲き始めでしょう。やがて、枯れた花びらが落ち切らないで、茶色い、汚らしい印象になります。
泰山木(Evergreen magnolia)はアメリカ原産のモクレン科、なるほど、朴の木と花も似ていれば、 実も似ています。
おやっ、花に客人が!
いい香りがするようです。
2 件のコメント:
タイサンボクってアメリカの木だったんだあ・・・
オレはやっぱ朴の方がいいなぁ。
Shigeさん
私も、ハナミズキよりはヤマボウシ、泰山木よりホオノキが好きです。でもユリの木はアメリカの木でもちょっと惹かれるかなぁ(笑)。
近くに、ユリの木を植えている家と、スズカケを植えている家があります。信じられなぁい!どちらも見上げるような大木です。
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