2011年12月21日水曜日

クリスマスカラーのサネカズラ





近くに、植木屋さんが共同で運営している緑花木センターがあります。それぞれの区画があり、交代で店番もしているようですが、まあ、手入れの行き届いていないこと、珍しい植木屋さんです。
雑草だけで、木も植えていない区画もあれば、数年前に枯れた木に、まだ値札が下がっているものもあります。

おもには、農家へ、梨、栗、柿などの果樹苗を売るので、庭木などには力を入れていないということもあるようですが、行くたびに、その寂れた光景にうんざりします。
ところが、
「掘り出し物があるからなぁ」
と、夫はときどき行きたがります。
確かに、木姿を気にしない、クヌギ、コナラ、トチ、ケヤキ、柿、栗の稚苗などは、ここから購入しました。
「こんな木が欲しい」
といっておくと、さがしてきてくれます。

先日も、その前を通りがかって、寄りました。
夫が目当ての木を見に行ったので、私はついぞ足を踏み入れたことのない、盆栽売り場をのぞいてみました。

盆栽売り場も例外ではなく、手入れされていない木が汚らしく並んでいます。
そのうちのひとつサネカズラは、赤い手鞠のような実をぶら下げていました。
サネカズラは、樹液を整髪に使ったことから、美男蔓とも言いますが、ここの札には、「美男桂」と書いてあります。




もちろん、客など一人もいません。交代で店番している人と住み着いている二匹の猫が遠くにいるのみです。
冬の陽ざしに光るサネカズラの実も、そろそろ朽ちようとしていました。

それにしてもクリスマスが近いというのに、ドイツトウヒもポインセチアも置いていない花屋さん。いよいよお客さんが減っているようで、他人事ながら気になってしまいます。






2 件のコメント:

Shige さんのコメント...

クリスマスのリースに良さそうな色していますね。
うちの近くでは、サルトリイバラの赤い実が多いので、それを飾りに使いますよ。そろそろ作らなきゃ~!(笑)

さんのコメント...

Shigeさん
この時期、赤い実が目立ちますね。黒い実も赤い莢に入っているものが多いし。
クリスマスに赤い実、そして冬なのに緑を保っている葉を配したのは、必然だったのでしょう。
飾りをこれからつくるのですか?もう日がないですよ(笑)。家の近くのサルトリイバラの実は、半分茶色にしなびています。