Tomokiさんから、ホウガンヒルギの種もいただきました。
ホウガンヒルギは、過去何度か
拾ったことがあるのですが、全部虫喰いのぼろぼろだったので、取っておけず、一つも手元にありませんでした。
ホウガンヒルギ(
Xylocarpus granatum)はセンダン科の、マングローブ植物です。
生っている写真と、下の絵は、『マングローブ入門』 (めこん、1998年)からお借りしました。
この丸い実の中に、パズルのように種が組み合わさって入っています。それが熟すとばらばらと足元に落ちて、芽吹きます。
これまで拾った種から実の大きさを想像してみても、Tomokiさんからいただいた種から想像してみても、せいぜいソフトボールくらいの大きさかなと思いますが、大きい実はなんと、直径18センチにもなるそうです。
8 件のコメント:
このホウガンヒルギも、木の下で拾った直後は18cmぐらいありました。
外の果皮は4裂して剥がれてしまいましたが、落下直後は厚さが1cmぐらいありました。
種子は乾燥に伴いずいぶん縮んでしまいましたが、それでも組み合わせた直径は15cmほどを維持できています。
また、果皮が4裂する頃には中の種子がすでに発根しかけの物もいくらかあり、ヒルギ類と同じように、マングローブで落下してすぐに定着・発芽できるような準備がなされているのだと思います。
Tomokiさん
本当ですか!失礼しました。ずいぶん縮んだのですね。
そんなに大きいと、頭に当たるとやられてしまいますね。でも頭を直撃されてみたかったりして(笑)。
「ホウガンヒルギ・パズルって、商品になりそうです。
ホウガンヒルギなら落ちてきて頭に当たった瞬間に実のほうがバラバラになってしまうので、大丈夫じゃないかなぁ。
最も生えている場所がマングローブですから、マングローブの中の散策道(木道)でもないかぎり、なかなか頭を直撃されるチャンスもなさそうですが(笑)。
ホウガンヒルギのパズルの商品化面白そうですね。かなり難易度の高い天然の木製パズルですけどね。
私は小型のどんぶりの上に実を置いていき、木工ボンドで接着させながら、完全な球形に仕上げましたが、かなり時間がかかりました。
下記に完成写真がアップされています。
http://tropicalplant.air-nifty.com/top/2011/07/index.html
Tomokiさん
以前、見せていただきましたよ。改めて見ても、素敵ですね。確かにどんぶりやボウルに入れてやっていかないと、まとまりそうにありません。
ジグソーパズルが好きなので、楽しめそうです。
ホウガンヒルギ、バラけた実は浜辺に漂着しているヤツを稀に見かけます。この実はフナクイムシに喰われやすいのか、ボロボロの状態で漂着するのがほとんどです。(愛知や福井での漂着)
Shigeさん、はるばる愛知や福井までも届いているんですね。
ホウガンヒルギの実はコルク質部分が多く、フナクイムシにとっては、普通の木材より孔をあけやすくて住みやすいんでしょう。
Shigeさん
マングローブ林のすぐ近くの海岸に打ち上げられているのさえ、みんな虫に食われていました。だから、果皮が敗れるころには発根して、落ちたらすぐ根づこうというのもあるのでしょうね。ぼろぼろになってからも、軽いのでどこまでも運ばれていきそうです。
Tomokiさん
ありがとうございました。モダマやココヤシだけでなく、ゴバンノアシやホウガンヒルギなど軽い実や種は、みんな遠くまで旅していますね。
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