2015年4月21日火曜日

ココヤシ


日曜日に、古河市で初めて開かれた、「古河デ蚤の市」に行ってみました。
古河総合公園はすごい賑わい、とくに子どもたちが目立ちました。
念願の、木綿のこいのぼりを買えてよかったはずの夫は、
「うう、ここには山がない。平坦すぎる。木もない。息が苦しい」
などと、公園だから実際は木も植えてあるのに、大騒ぎでした。
すっかり、自然いっぱいの田舎でしか暮せない体質に、変身してしまっているのか、帰りに田んぼや山が見えてきたら、大喜びしていました。


夫がこいのぼりを買ったお店で、ココヤシを見つけました。掌に乗る大きさです。


こんなに磨くのは大変だったことでしょう。
まだ若くて、内壁にコプラががっちりとついていなかったにしても、腐らせたのか、中まですっかりきれいになっています。


こちらは、正倉院御物のヤシの実です。つい最近まではいたずら描きと思われて、放っておかれたようです。
中には漆が塗ってあるそうですが、中まできれいにするためか、一番大きい穴は広げてあります。
それにしても、もともと三ヶ所に穴があるので似るのは当たり前ですが、そっくりです。


人面の反対側も、美しい!







2 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

まさか正倉院にココヤシがあるとは!春さんが冗談でビンの上に乗せたのかと思いました。どちらも面白い顔で笑っちゃいますね。今回買われたものはツヤツヤ~。割らずに中身をきれいにするなんてスゴイですね。

さんのコメント...

hiyocoさん
実は私ココヤシの穴の名前を忘れて、Shigeさんに聞けばわかりそうだけれど自分で調べようと画像検索したら、正倉院のココヤシが出てきたのです。研究者には、きっといたずらだと思われて、何百年も軽んじられていたのでしょう。学者さんなんて、ペルシャ唐草は知っていてもココヤシなんて知らないでしょうから。でも、正倉院にココヤシの人面があったなんてほっとします。よかった、よかった(笑)。
外をきれいにするだけでもとっても大変なのに、中まであんなにきれいにするって、すごい技術です。私だったら一生かかりそう!値段?300円でした。