2020年9月14日月曜日

来年はつくろう!



農産物直売所の、有機農産物の棚でへちまを見かけました。
ラベルを見ると、「ナーベラー」と書いてあります。なにも、沖縄の言葉にしなくてもへちまという立派な名前があるのに、と思いましたが、へちまでは野菜として買う人がいないと思ったのかもしれません。
ここにきてしばらくは毎年、へちまをつくっていました。たわしも取りましたが、まだ柔らかいときに収穫して、カレーをつくったり、炒めものにしたりしていました。
やがて建設の方が忙しくなり、畑には物理的にではなく気持ち的に手が回らなくなり、へちまの栽培はやめ、長く食べる機会もありませんでした。


さて、大きいへちまはカレー用に残し、小さいへちまを豚肉と炒めようと、皮をむいて半分に切ってみました。
「あれっ?」
包丁の通りもよくなかったけれど、スプーンで種の部分をすくい取ろうとすると、すでにスポンジになりかかっていて、しゃきしゃき取れません。
へちまのスポンジ部分は、熟れるにしたがって徐々に広がり、最後には皮の直下までスポンジになります。それがすでに果肉部分にまで押し寄せ、果肉が少なくなっています。若いと果肉の色は白いのですが、見る見るうちにあくが出て、黒ずんでもきました。
「あぁん、有機農家さん、これでは食べられないよ」
もっと早くに収穫しなければいけなかったのです。
1本のへちまからほんの少量しか果肉が取れなかったので、もう1本のへちまも切ってみました。


残念ながら、もう1本も採りどきを間違っていました。スポンジ部分が相当広がっています。


とうとう、四分の三を捨てました。


これだけでは野菜が足りない、一皿になりません。
冷蔵庫をのぞいて、ミョウガを足すことにしました。


豚肉とへちまだけを炒めるなら、トウガラシを利かせたナムプラー味にするつもりでしたが、ミョウガも一緒に炒めるとなると、ナムプラー味よりキムチ味の方が美味しそう、幸いキムチが少し残っていたので、小さく刻んで加えました。


へちまとミョウガの取り合わせはどうかなと思いましたが、味が複雑になっている分、なかなか美味でした。
来年はへちまくらいつくろうかなぁ、へちまはシロウリやトウガンより、食材としてずっと使いやすい気がします。






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