2010年4月12日月曜日

ホウガンボク



ホウガンボク(Gouroupita guianensis)は、とっても不思議な木です。なにが不思議かって、南米ギアナ原産の木なのに、東南アジアやインドで、仏教やヒンドゥー教に、とてもよく似合うのです。

これは、カンボジアの村のお寺の境内に生えている木です。
タイでは、ホウガンボクには、山吹色の布が巻いてあります。山吹色の布が巻いてあるということは、聖なる木の印、むやみに切ったりはできません。




ホウガンボクは、名前のとおり、砲丸のような実をつけます。大きい実は直系20センチくらい。確かに、幹から、実がわらわらとぶら下がっているのを見ると、「不思議な光景を目にした」、という感じになります。
神話の世界に引きずり込まれる木なのです。

2 件のコメント:

Shige さんのコメント...

これってホウガンヒルギではないのですね。
ホウガンヒルギ、はるか南方から愛知県の渥美半島あたりまでやってきますよ。

さんのコメント...

Shigeさん

ホウガンヒルギ
(http://manekineko44.blogspot.com/2010/01/blog-post_31.html)も大きいものは、直径18センチくらいになるみたいですね。ホウガンボクも高木で、実は幹の下の方にくっついています。
まん丸な実ってけっこういろいろあって、おもしろいです。