2010年6月27日日曜日

柑橘のピール



これ?拾ったみかんじゃありません。買ったみかんです。
みかんの皮は?最初から捨てるつもりはないので、拾いものと言えないでしょうね。
でも、通常は捨ててしまうものですから、拾いものにしてしまいましょう。

いつも、生協を通して買うみかんは、愛媛の無茶々園のみかんです。無茶々園は、みかんの無農薬、低農薬栽培の草分け的な存在です。
これは河内晩柑、今の季節のみかんですが、八朔、夏みかん、伊予柑、オレンジ、文旦、なんでもピールにできます。




この一年、いろいろ試してみましたが、このやり方が一番簡単で、失敗がありません。

まず、たわしでみかんを洗い、皮を六等分するように、包丁を入れます。
皮をむき、中身は、冷蔵庫に入れておいて、順次、いただきます。

皮は長さを半分に切って適当に細切りにして、目方を計ります。つくりやすいのは、大きいみかんで3個、500グラムくらい、欲張ってたくさんつくると、煮るのも、乾かすために並べるのも、大変です。




一晩水に浸しておきます。柔らかくなり、味がしみ易くなります。




鍋に、皮の重さの80%の水、80%の砂糖を入れて煮溶かして、みかんの皮を入れます。砂糖は、ざら目でもなんでもかまいません。火は中火、途中落し蓋をしたりして、白い部分が透き通るまで煮ます。




透き通ってきたら、ちょっと火を強め、焦げつかないように、ときどきかき混ぜながら、水分を飛ばします。
ここまで、20分から、30分でしょうか。
水分がなくなったら、火を止めます。




煮上がった皮を、ちょっと冷ましてから(手で持つと熱いので)、笊などに並べて乾かします。
煮方によって乾き方が違いますので、表面が乾いた感じになるまで、一日から四日くらい、乾燥させます。




乾いたら、グラニュー糖をまぶして、もう一度乾かします。




もし、しっかり乾いてなかったら、グラニュー糖は溶けてしまいますので、そんなときはさらに乾かしてから、もう一度まぶなおします。
グラニュー糖が溶けないようだったら、完成です。




ビンなどに入れて保存します。おやつだけでなく、ちょっとほろ苦いので、ビールにもよくあいます。

4 件のコメント:

Shige さんのコメント...

いいなぁ~ピール!
これ前にやって失敗しました。(笑)
パンに乾しブドウと一緒に練りこむのにいいのですよね。

さんのコメント...

Shigeさん
私も、手を抜こうとして、混ぜているだけで砂糖が白くなって、ぱらぱらになるというのを何度も試して、何度も失敗しました。全部、くっついちゃったりして。
Shigeさんは、パンもつくるのですか?すごい!私は、今の家の台所をつくるとき、ガスオーブンをつけて、パンの本はいろいろ買って、満を持していたのですが、入居以来1年強、一度もつくっていません(苦笑)。
オーブン料理もあまりしてないし、反省です。

Shige さんのコメント...

パン焼きするのは、オレではなく嫁さんです。
オレの手伝いは酵母作りまで。秋に友人がヤマブドウを送ってくれるので、それを培養してパン酵母に使います。

この酵母のパン、味が最高に良くて、他の天然酵母パン、食えません。
無いときには白神こだまやホシノ酵母も使いますが、ヤマブドウは最高です。

さんのコメント...

SHigeさん
ぶどうの皮と種や、干しぶどうで天然酵母をつくるという話はよく聞きますが、ヤマブドウで、そんなにいい酵母ができるのは知りませんでした。
庭にもヤマブドウがあちこちに生えてきますが、たいてい刈り払い機を使っているとき発見、ついうっとうしくて切ってしまいます。いつも出るところは決まっているので、今度、気にして残してみます。
酵母を育てたら、さすがにパンを焼く気になるでしょうね(笑)。