2011年2月25日金曜日

アフリカの豆、日本の豆



世界のマメ科植物は600属、13,000種にも及びます。
マメ科植物は、イネ科植物についで(同等の)、人類にとって有用な植物です。
植生は熱帯から亜寒帯まで、多雨林から沙漠まで、海浜から高山まで、痩せ地から肥沃な土地まで、ありとあらゆるところに広がっています。
また、一年生の草から多年生の高木までと、イネ科の比ではない多様性を見せているのが特徴です。

マメ科植物は、成長するとき、根粒菌と共生して痩せ地を豊かにします。そして、種を食すれば、高いタンパクが摂取できます。
マメ科植物がなかったら、人類の発展もまた、なかったことでしょう。




この豆は、もと同僚のOさんからいただいたもの、たぶんガーナのお土産だったかと思います。
ビニール袋に入っていたのを、大きさの合うビンをさがして詰め替えたものです。

ビンに詰めると、見ていて素敵ですが、引越しの時は、揺れて、ぐちゃぐちゃに混じってしまい、また入れ替えるのがたいへんでした。




大豆が二種類、緑豆とブラックビーンズ、ササゲが数種類、インゲン豆が数種類、そして赤銅色のひよこ豆が一種類入っています。

一般的なところでは、えんどう豆、そら豆、レンズ豆などが入っていません。




インゲン豆のなかには、アメリカ大陸のキドニービーンズ(インゲン豆の仲間)のような形をしたものもあります。

豆を見るのは楽しいので、自分でも少しずつ集めればいいのに、自分で買った豆は全部、どんな味かと食べてしまって、全然残っていません。




最近、Kさんから、昨年よくできたからと、インゲン豆の種をいただきました。
つらつらと見れば、美しいこと!
少し蒔くのを控えて、とっておきたいと思いました。





2 件のコメント:

makino さんのコメント...

このガーナの豆を見て最初に思ったのは、
「世界中どこでも食べられている豆が多いなー」
ということでした。
先日読んだ「木の実の文化史」という本には、アフリカ(ガーナではありませんが)の個性的な豆の話が書いてあったのですが、そういった伝統的な豆はだんだんと食べられなくなっているのかもしれないですね。

さんのコメント...

makinoさん
どこでも豆が栽培され、食べられてきたのですね。遠い昔から。
どんな文化にも、豆の名物料理があるみたいだし。
タイには乾燥豆料理はないのですが、そんなタイでもスイーツには甘く煮た豆が欠かせません。

どこでも栽培できる豆もありますが、ちょっと標高とか気温とか違うだけで栽培できないものもあるし、確かに伝統的な豆が地域で大切にされないと、無くなってしまいそうです。
それにしても、豆は美味しいですね。