以前、Shigeさんからアオギリの種とともに、トチュウ(
杜仲)の種を送っていただきました。
一つの実に一つの種が入っていて、果皮と種と分けることは難しいそうです。
先が二つに割れているのが、面白い感じです。
中が透明でわかり難いのですが、半分に割って引っ張ってみると、伸びるそうです。サンプルつきで送られてきました。もしかして、Shigeさんは、小さいころトチュウの種で遊んでいた?
私は、まったく知りませんでした。
「似た種があったなぁ」
と、熱帯の種を取り出してみました。
でも、トチュウは縦向き、こちらの種は横向きでしょうか?
7 件のコメント:
トチュウ・・・そんな木は子供のころ身近にありませんでしたから。
知ったのは今年になってからですよ。
ちなみに下の種子、ニワウルシに似てますね。日本海側では、海岸沿いに多い木なんですよ。
ニワウルシ、風で飛ぶ種子ですが、落ちるときに、長軸方向を中心に回転しながら落ちてくるんです。
Shigeさん
ニワウルシ見ました。種はよく似ていますね。
ウルシに葉が似ているけれど、ニガキ科でかぶれないとか、ニワウルシがどこに生えているか、またさがす楽しみが増えました。
ありがとうございました。
トチュウ懐かしいです。一時この植物の研究もしてました。
中国原産の樹で、樹皮や種皮を引っ張ったときに見える白い繊維状のものは、グッタペルカと呼ばれる天然のトランスイソプレン(ゴムの1種)です。中国では大規模に植林されて、天然由来の工業原料として利用され始めています。
ニワウルシに似たのは、僕もタイで見つけました。名前調べてまたご連絡します。
Tomokiさん
えっ、トチュウの研究をなさっていたのですか。
漢方薬としてだけでなく、工業用の天然ゴムとして使われているなんて、全然知りませんでした。
たくさん実が生ったとしても、その中からまとまった量のトランスイソプレンを集めるのは、大変そうですね。
いずれにしても、化学品より天然のものが優れているというのは、面白いことです。
確かに樹液を集めて、精製すれば天然ゴム(シスポリイソプレン)が得られるパラゴムノキよりは手間がかかりますね。
トランスポリイソプレンが得られる樹としては、トチュウ以外に、グッタペルカノキというのがあって、こちらは樹液から回収できるそうで、一昔前はシンガポールでもプランテーション栽培されていたそうです。今でも名残があるそうです。
用途は海底ケーブルの皮膜などが多かったようですが、意外と身近な歯の詰め物にも使われたりしています。
ニワウルシに似た種の正体わかりました。
ニガキ科のAilanthus triphysaです。
葉も羽状複葉でよく似ていると思って、ニワウルシの学名を調べたら、ニガキ科Ailanthus altissima。なんと同属の親戚だったんですね。どうりで似ているわけです。
Tomokiさん
天然ゴムのお話、そしてAilanthus triphysaのこと、ありがとうございました。
『熱帯植物要覧』を見ると、和名がニガキ科マラバルニワウルシとありました。また、横になって生っているなんてとんでもない、縦長に生っている写真も見ました(笑)。
タイ語ではマヨムパーと言うんですね。果物のマヨムとは別の科ですが、日本で葉がウルシのようだと名がついたように、タイでも葉から想像してマヨムとつけられたのでしょうか。
また、勉強になりました。ありがとうございました。
コメントを投稿