2012年9月5日水曜日

ラタンの故郷


フィルムで撮ったとばかり思っていたコンポントムの自然素材屋さんの写真は、デジカメで撮っていました。
これがその店先です。ラタンもいろいろそろっていましたが、ここには細いものしか写っていません。


店の中で、ラタンの長さをそろえて、最後の仕上げをしている女性です。


コンポントムのあたりには、まだ自然林が広範囲に残っていて、そんな森でラタンを採集します。


ラタンは普通、深い森の大きな木の蔭で、湿気の十分あるところに育ちます。


ところが、これがプノンペン近郊の村の道端に生えているラタンです。


乾燥した砂交じりの土地に、人の侵入を阻むかのようにとげを出して、からまりながら大きくなります。


そんな、とげとげのラタンも人間の手にかかってはひとたまりもありません。切られて、現場で皮を剥がれて、家に運ばれてしまいます。

余談ですが、ビルマやラオスでは、歳とった女性も髪を長くのばして、髪にアウンサンスーチーさんのように生花も飾って華やかですが、タイやカンボジアの女性は歳とると髪を短くしてしまいます。
まぁ、シラミ対策としては正解なのですが...。


そして、ラタンは家でもっこへと変身します。


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