ハートホヤが柱を上り、 棚の裏に貼りつき、さらに壁と棚の隙間を上って、棚に飾ってある籠のところまで伸びていました。
どこまでも伸びて行かれても困ります。障子は閉まらない、植木鉢をちょっと動かして掃除するわけにもいきません。
しかたなく、長く伸びた蔓を切り落としました。
貼りついた蔓は、ちょっとやそっと引っ張ってもとれないので、力を入れて、引きはがすと、べりべりと音がしました。
いったい、柱や梁から、何を吸収して生きていこうとしていたのでしょうか?
籠の裏を通って、さらに天井まで這いまわったら、ハートホヤ屋敷になってしまうところでした。
切り口からは、粘着性のある乳液がぽたぽた出てきます。
切り取った部分は、乳液がこぼれないように、なんとでもできますが、
植木鉢に植わったままの切り口の下には、しばらく乳液が垂れ続けるので、いくつかビニール袋を用意して受けました。
まだ残っていたのは、先日咲いていた花の乾燥したものでした。
乳液が出なくなったら、テラスに運んで、支柱を外しました。
よく見ると、簡単に外せそうで、一安心です。
棒と輪を外して、棒を抜いた後は、知恵の輪のように、輪の中を葉をくぐらせて外します。
支柱が倒れかけていて、用をなしていたのかどうか疑っていましたがこの通り、全部取り除いたら、葉の裏を見せて、ハートホヤはべたっと寝てしまいました。
植木鉢を一回り大きくして、棒を建て、もう一度バランスを見ながら輪をはめ直して、植え替え完了です。
ところが、あぁ~ん。蔓を伸ばしたままにしておくと、花が咲きやすく、一度咲いたのと同じところに花が咲くと、書いた説明書が見つかりました。
来年は花が期待できません。
切り落とした蔓は、一本は葉を一枚つけて先を詰め、もう二本は葉がないまま、先端を挿し木してみました。
さて、うまく根づくでしょうか。
これまでに、一度成功して、一度失敗しています。
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