きれいに刈り込まれたモチは、日常的に見ていますが、昨日うかがった家のモチは自然のままで、大きくてみごとでした。
聞けばこのモチの並木は防風林で、昔はずいぶん役立ったようでした。
この家のシラカシを、薪としていただきましたが、整体師のKさんも最近、彼の家の近くで切り倒したシラカシをいただいてきたと話していました。
その家のおじいちゃんによると、茅葺屋根の頃は、屋根に風が当たらないよう、たとえ家が日陰になっても、風道に常緑樹を植えておかなくてはならなかったようです。
このモチも、もう防風林としては役立ってはいないようでしたが、それでも敷地が広いので、さしあたり切られる心配もなさそうでした。
屋敷内に植えたクスノキやスダジイ、ケヤキなどが大木になっている家は多く、鬼門に当たる方向に植えたサイカチがそびえたっている家もあります。
それぞれ植えたときには理由があったのに、価値観も変わり、その存在意義も忘れられているので邪魔になり、樵さんも忙しいのでしょう。
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