2012年12月30日日曜日

輪切りのケヤキ


I・Sさんから電話がありました。
「ふくはらで樵さんがケヤキを切ったんだけど、どうしますか?」
「あれっ、ケヤキを切るのはやまと村じゃなかったですか?」
「それとは別口です」
「いただきます」

昨日、また薪をいただきに行ってきました。

「あの家かなぁ」
グーグルの地図をプリントしてきた夫がつぶやきます。
「ちょっと違うよ。あんなに手入れのいい家じゃないよ。ほら、あそこのうっそうとしているところじゃない?」
「そうだな」


先日、薪を拾わせていただいたでもおばあちゃんが対応してくれましたが、今回もそうでした。お連れ合いはもう亡くされているのです。
このあたりの家では、男手さえあれば、樵さんに頼まなくても木ぐらい切れます。ただ、50歳以下の男は使いものになりません。野良仕事も山仕事もしたことがなくて、なにもしない、なにもできない男性が、田舎にも増えています。


それでも、先日の家のおばあちゃんは力持ちで、身体がよく動き、家も片づいていましたが、こちらの家はどこもかしこも荒れていました。
欠けた甕、こね鉢、火鉢、古ぼけた子どもの乗りもの、昔樵さんに切ってもらった木などが、庭に散乱していました。


ケヤキの輪切りは重かったけれど、なんとか二人で軽トラックに積めました。


見上げると、まだまだ大きいケヤキが屋敷のまわりに何本も生えています。
人が手を抜くと、自然はすぐ盛り返すところが、うっとうしいところであり、おもしろいところでもあります。


いただいてきた木は、ほとんど割らなくては使えないものです。

2 件のコメント:

Shige さんのコメント...

ケヤキですか!
これもまた硬い木ですねえ~
細工物には良さそう。
もやしたことが無いので火もちは分かりません。(笑)

さんのコメント...

Shigeさん
以前、製材屋さんの端材をもらっていましたが、ケヤキは薪として最高です。小さい頃、お風呂には松の薪しか使いませんでしたが、針葉樹はヤニが出て、ストーブや煙突を汚すそうです。
このケヤキは年輪も詰まったいいやつだったので、隣の木工屋さんに二つあげました。割るのが面倒になったら、もっとあげてもいいのですが(笑)。
このところ、木工屋さんは桜にはまっています。確かに白木のままで使うと、色あせた感じが出なくて、赤くて、桜はいいです。