2017年11月22日水曜日

つくられちゃいました


母屋の一番高いところには、四か所に空気抜きの窓を開けています。
そして、夏の間中、これらの窓は開け放しています。

これは、韓国の自然農業の趙漢珪(チョウハンギュ)さんの鶏小屋に倣ったものです。
趙さんの鶏小屋は、ビニールハウスの中につくりますが、低い場所と高い場所に横長の窓を取ります。夏、ビニールハウスが熱くなれば、熱い空気は上の窓から外へ出ます。すると、低い窓からは外の空気が入り込むので、空気の入れ替えが起こり、鶏たちが快適に過ごせるというものです。

私たちは母屋を建設中の六年間、仮設のビニールハウスに住んでいました。
この時、このシステムを取り入れて、なかなか快適だったので、母屋にも、掃き出し窓と、高い場所の窓をセットにして使ったのです。
瓦の下に十分な断熱材が入っているということもありますが、この窓のおかげで、夏の間、二階が暑くなるということはありません。


さて、十月初旬だったか、そろそろ空気抜きの窓を閉めようと上がってみると、一つの窓の外にキイロスズメバチが行き交っていて、とても網戸を開けるどころではありませんでした。
スズメバチの駆除に詳しいI.Tさんに訊いたら、霜が降りる頃には巣を捨てて出て行くので、高いところだったら放っておいてよいこと、もし、オオクマスズメバチが攻めて来てキイロスズメバチと戦争になったら、気が立っているので、十分離れていること、などを教えていただきました。
室内から何度か窓の外を見ましたが、ハチが飛んでいる間は、寒くなっても窓を閉めることができませんでした。しかし、しばらく前に、ハチの姿が見えなかったので、急いで網戸を開け、ガラス窓を閉めることができました。そして昨日、思い切って窓を開けて、巣を見てみました。
窓は小さいので、首は出せませんでしたが(まだ、ちょっと怖いし)、手を出して、写真を撮ってみました。


わぉぉ、立派な巣です。
参りました。来春は、とっくり形の巣ができていたら、女王蜂しかいない間に駆除したいと思います。
もっとも、キイロスズメバチは結構うろうろしていましたが、実害はありませんでした。


こちらは近くのおうちのスズメバチの巣です。
ここのご家族は遠くへ引っ越されたとも聞きましたが、住んでいらしたら、たいへんだったことでしょう。





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