2021年4月18日日曜日

柿の木

昨日は、知り合いのご住職夫妻が訪ねていらっしゃって、久しぶりにお話しました。お寺のあるあたりには、柿畑が広がっています。
雑談の中で、柿農家で高齢で続けることができなくなった人が、柿の木を切り倒しているというお話がありました。
「どうして切り倒すんですか?」
「放置された木に虫が発生して、柿畑に入ると困るからです」
「幹の皮をむいていても、虫が来るんですか?」
「そうみたい」
柿をはじめ、残念ながら殺虫剤を振りかけない果樹はないのですが、今まで生活の糧だった柿の木を伐り倒すのは、老齢で栽培をやめた方にとって、きっと寂しいことに違いありません。
骨董市に行くのに、今日は柿がいっぱい生えている地域を通って行ってみました。


そのあたり、道の両側にも、そこから入ったところにも柿畑が広がっています。


これは、この冬に皮をむいた木でしょう。白い木が続いています。昔は刃物を使いましたが、今は高圧にした水で皮をむきます。
皮の下に虫が潜みやすいからです。


むいた茎も、数年で黒くなり、またむかなくてはなりません。


柿畑の向こうに、久しぶりに籠玉をあげた家を見ました。




2 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

この木が並んでいるのを見て、私は柿畑だは気が付かないだろうなぁ。桃栗三年柿八年は本当なんでしょうか?だとしたら木を切り倒すのは忍びないですね。しかも他の畑に迷惑をかけないために。。。

さんのコメント...

hiyocoさん
柿畑の柿は、柿の木を知っている人でも、気づきにくい形ですよね。
梨だって、もう元の木がどんな形をしていたか忘れてしまうほど、人間に変形されています。
人家から遠く離れた畑で、この数年放置されている柿の木たちがありますが、3年くらいで篠竹やクズに覆われ、今は柿が生えているのかどうかもわからない見た目になっています。ちょっと前ならそんなことも許されたけれど、それが問題だったので、今はもっと厳しくなっているのかもしれませんね。
私のいる集落は巨峰の栽培が盛んですが、最近は、やめる人は伐って抜いて、更地に戻すようになりました。これも虫や病気と関係があるのかもしれません。