昨年、
これはなに?でUPしたヤシの実です。ヤシの実であることはわかっていましたが、どんなヤシかわかりませんでした。ラフィアヤシ(
Raphia ruffia)の実だったのですね。
タイで拾ったものですが、直径より、高さが低い、ぺったんこの感じのものです。
そして、母がくれたというか、処分のために私によこした種類の中に、あったのが、この実です。やはり、ラフィアのようです。でも、細長い形で、あまり艶もありません。一つ割れかけたのがあったので、割ってみました。見栄えのしない、小さな種が入っていました。
ラフィアの実は花屋さんでも売っているそうです。母も、買ったか、プレゼントされたのでしょう。原産地、マダガスカルからきたものでしょうか
10 件のコメント:
そう、この下のが正真正銘のラフィアですね。
上はマレーシアのボルネオ島やインドネシアスマトラ島、パプアなどに自生・栽培されている幹からデンプンの採れるヤシ、サゴヤシの実です。
Tomokiさん
ありがとうございました。
ラフィアは、繊維しか見たことはないと思います。
この上の写真、サイズの違いからして、小さいほうがサゴヤシ、大きいほうが同属のM. salomonenseのようです。
M. salomonenseはシンガポール植物園で数年前に開花・結実したのを見た覚えがあります。
サゴヤシ同様、開花したら枯れてしまうはずなので、今頃あのヤシはどうなったんだろう。
Tomokiさん
サゴは長い間のあこがれでしたが、マレーシアのサラワクの奥地の移動民プナン人の家で食べさせて頂きました。
葛を食べている感じで、フォークのようなものに、ぷるんとしたのを巻きとって食べました。美味でした。
もっとも、その村には熱帯林の中を歩いて行ったのですが、サゴヤシを見る機会はありませんでした。プナンの主食はサゴです。
クアラルンプルの植物園なら行ったことがありますが、あそこにはあったのでしょうか?
私もサゴヤシの工場を視察に行ったとき、サゴヤシの伐採・運搬をしている現地の人が食べているサゴヤシのでんぷんを使った食品を食べましたが、春さんが食べられたような水分を含んでぷるんとした状態ではなく、5-6mm程度のタマゴボーロのようなパサパサした球状の食べ物でした。
春さんが食べられたもののほうがおいしそうな感じがしますね。
サゴヤシは、熱帯雨林の中ではなく、川沿いの増水時水没するような地域に多く生えていました。まるで汽水域に生えるニッパヤシの淡水版といった感じです。ただ、ニッパヤシと違って幹立ちします。陸地でも生えるそうですが、澱粉の含量が減るとか。河川が運ぶ栄養分が豊富に必要なのかもしれません。
クアラルンプールの植物園は行ったことがないので、M. solomonenseがあるのかどうかわかりません。
調べものしていて、このサゴヤシと同属のものに、ゾウゲヤシと同じように使えるタイヘイヨウゾウゲヤシってのがあることを知りました。
まだまだ知らない植物だらけです。
Tomokiさん
ヤシは、奥が深いというか、楽しいですね。アブラヤシのプランテーションだけは好きにはなれませんが、ニッパが生えている汽水域なんか、ほんとうに楽しいです。
サゴでんぷんの採り方は、プナンの人々の生活を守る運動に関わっていたので、よく知っています。『月刊たくさんのふしぎ』(福音館書店)の、1992年8月号の『大きなヤシの木と小さなヤシ工場』には、現地の人たちのヤシの利用の仕方が描いてあって、とてもおもしろいです。
でんぷん、砂糖、ヤシ油、籠、箒の作り方などが載っています。
面白そうな本の紹介ありがとうございます。
購入して読んでみようと思います。
Tomokiさん
見つかるといいですね。
見つからなかった場合は、いまはソフトを入れてないのですが、入れて、スキャンしてお送りすることも可能です。
春さん、一番下の実、ラフィアではなさそうです。
別の写真でこの仲間を並べて撮られたものを見ると、ラフィアだと思ったこの一番下の実は小さすぎます。
ラフィアの実は、もっと大きく、プラスチックのような堅い果皮で覆われています。
間違った情報すみませんでした。
何なんでしょうね、この実。ラタンの1種なのかなぁ?
Tomokiさん
失せていたのが見つかって、一緒に写真を撮ったとき、いただいたラタンに似ているなと思いました。
まあ、八割がたわかると、私は満足してしまうタイプです(笑)。
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