農家の、生垣(いきぐね)に、このあたりでは、たいていモチノキが使われています。
一年中緑が美しく、成長が早すぎることもないので、形が取り易く、手入れのし易い木です。
ずいぶん高い生垣もありますが、厚みは薄めです。人の目は遮るけれど、風は十分通すようにできているのです。
そのモチノキに、毎年ではないけれど、赤い可愛らしい実がつきます。
鳥が大好きで、食べられてしまう実も多いのですが、生垣の下に、実が落ちていることもあります。
直径が1センチほど、外皮が割れると、薄い殻を被った種が入っています。
殻の中はこんな感じです。
管理し易いといっても、いつもきれいに刈り込んでおくのは大変だと思いますが、このあたりでは、植木屋さんを頼まないで、たいてい、家の人が自分で刈り込んでいます。
4 件のコメント:
私の地元ではイヌマキ(ホソバって呼んでました)がよく生け垣に使われています。
子供の頃にその葉っぱで手裏剣を作って遊んだことを思い出しました。
この写真の種子ですけど標準和名(?)でいうところのモチノキではないみたいですね。
では何なのか、がわからなくてちょっとモンモンとしているところです。
makinoさん
これ、イヌマキではありません。イヌマキの生垣は、先日波崎(茨城南端)に行ったとき、あのあたりや対岸の銚子の当たりでたくさん見ました。とってもきれいで、植えてみたくなるほどでした。
このあたりでは、2008年から2009年にかけて、ベニカナメ(やはり生垣樹)の根腐れ病が蔓延して、枯れて、手のほどこしようがないということで、みんな切ったり抜いたりして、植え替えました。
そんなお家で、イヌマキ(小さい!)に植え替えているところもありますから、海の近くでなくても、イヌマキは十分素敵な生垣になるんだと思います。
ただ、このあたりでモチの生垣が多いのは、山に自生しているので、抜いてくればいいので、お金がかからなかったということもあったのではないかと思います。
最近、植木屋さんでは、普通のモチではなく、クロガネモチ(高い)というのをよく見かけます。実が毎年たくさん生ります。でも私は実がたくさん生る木はそう好きではないので、普通のモチの方が好きです。
我が家に、いまのところイヌマキはありませんが、高野槙(http://manekineko44.blogspot.com/2010/05/blog-post_31.html)ならあります。といっても、Wさんの家のを見てあこがれ、小さな苗を一本買ったもので、2メートルくらい、葉も繁らず、なかなか大きくなりません。しかも、冬の間は葉の色も茶色っぽく、そう美しくはありません。
モチノキの生垣、すごく立派なものですね。これを植木屋さんではなく、農家の方自らが手入れされているというのも驚きです。
子供の頃、鳥黐はモチノキの樹皮から作るのだと教えられ、教えられたように樹皮を金槌でひたすら叩いたのですが、思っていたような鳥黐は出来ませんでした・・・
後から知ったのですが、全然作り方が違っていました。
今の子供は鳥黐なんて知らないのでしょうね。 第一鳥を捕まえようなんて思わないか・・・(笑)
渚の探偵:助手さん
美しいでしょう!みんな競い合っているんです。
ちょっと手入れが行き届いてない垣根を見て、「おじいちゃん、具合が悪いのかなあ」、またきれいに刈り込まれたのを見て、「あっ、よくなったんだ」なんて、バロメーターになることもあります。知らないお家のことですけれど(笑)。
よい子が捕まえるのは、鳥じゃなくて、カブトムシやクワガタですね。悪いおじさんがおとりを使って捕まえるのは、禁止になっているメジロやシジュウカラです。
悪いおじさんは、とても熱心です(笑)。
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