道端のあちこちにハルシャギク(波斯菊、
Coreopsis tinctoria)が咲いています。
小さい頃、祖母の家の近くの、田んぼに囲まれてあったお墓によく咲いていて、一度摘んで帰ったら祖母に、
「お墓のものをとるんじゃない」
と叱られてしまいました。
それ以来、私にとってはハルシャギクは手を出せない花のままです。
祖母は進歩的なところもありましたが、なにせ昔の人、毎朝お天道さんを柏手を叩いて拝み、節季ごとの行事なども、おさおさ怠りませんでした。
そして、様様な神さまたちのたたりも恐れていました。その祖母から見ると、お墓に生えた花を摘んでくるなど、とんでもなかったのです。
昔はみんな土葬でした。
ハルシャギクは北アメリカ原産で、明治初期に日本にやってきた帰化植物です。
黄色と赤の花びらが多いのですが、真っ赤なのもあるはず、さがしてみたら一株ありました。
なぜか、その昔から、赤いのがときおり混じっているのです。
ハルシャギクは、県道の脇に点々と、誰にも注目されず、しばらくは咲き続けることでしょう。
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