史料的価値を考えて、ヤフーオークションで漁網の錘を落札しました。
と申しましても、研究しているわけでもなく、基本的には私とは何の関係もございませんが。
これは、工場でつくったもの、私は漁師さんが手づくりして
浜で焼いたような錘が好きですが、 これも一つの錘の形として、面白く眺めています。水がめのミニチュアのようです。
片端に釉を掛けないで、立てて焼いたものと思われますが、釉が掛かっている方の端も、重ねて焼いたものか、くっついたのをはがした跡があります。
釉薬をかけたのは、丈夫にするためでしょうか。
漁網用の錘は、浮きとセットで使用されます。錘をつけ、浮きをつけると、漁網が水中で立ちます。
錘には、古くは石、そして土器、鉛などでできたものがあります。
土器でつくった土錘は、あちこちの遺跡で発掘されています。
写真は、大阪府の南部の高石市、和泉市、泉大津市の三市にかけて広がる大園遺跡から出土した、古墳時代の土錘です。
古墳時代、もちろん浮きは木だったのでしょう。そして、漁網の繊維は何だったのでしょう?
クズやカラムシだったのかもしれません。
2 件のコメント:
こちらの離島では浜で漁師が素焼きしたような手作りの錘が沢山落ちてますよ。浜の一部が錘でできてるというくらい埋め尽くされていました。恐らく流れ着いたものではなく、古い魚網を処分するためにその浜で焼き、錘部分が残ったのであろうと思います。大型の錘もあったので珍しくていくつか拾いましたが、重くて袋が破れる程だったので、減らして持ち帰りました。その浜辺では、昔の古いものを焼かれた跡もあり強心剤などの小さな薬瓶なども沢山落ちてました。素焼きの錘、わたしは生け花の剣山代わりに使ったり色々楽しんでますよ~。
hattoさん
私が以前、大量に拾った錘も、網など燃やす場所だったみたいです。
このあたりの浜辺でもレンガ色の錘の一部はよく見つかりますが、完全に近い形のものは、なかなか見つかりません。でも、欠片でも見つけたら、ついつい拾ってしまいます。
剣山替わり、いいですね。私も何か使い道を考えなくっちゃ...。
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