2014年1月22日水曜日

線入りの石


基本、ごろごろ転がされて、まん丸くなった石が好きです。
でも、成分が違う石が層になっていて、線ができている石を見ると、いつも、
「おやっ」
と思って、見とれてしまいます。


この大きな岩には、線が走っているだけでなく、


どこから来たのか、全然成分の違う柔らかそうな石が埋め込まれて、しかもおへそのように出っ張っていました。
こんな大きな石は、拾えませんから、


プーケットの浜から拾ってきたのはこんな石です。


これまでよく拾った石は、固さがちょうど同じくらいなのか、色が違ってものも同じくらいの石たちでしたが、今回、白い部分が削れていない石をよく見ました。

「十字に線が入っているということは、どういうこと?」
いつも頭はついていきません。


白い帯を残して、砂岩が削られています。


う~ん。見過ごせない。


「いいね、いいね」
また我が家に、地球のかけらでが増えてしまいました。





2 件のコメント:

Shige さんのコメント...

地球のかけらが、春さんちに増殖してきましたね。こうした線入りの石には縞石と脈石があります。

縞石は堆積作用で、色の違う砂泥などが交互に堆積してできたもの。

脈石は地震などで岩に亀裂が入り、その隙間に熱水が通り、熱水に含まれたシリカなどが隙間を充填したものです。シリカなら石英質で硬いので、長く残り、脈の部分が凸になることも。逆に石灰質の方解石などで脈ができると、水に溶けやすいので凹になっちゃいます。

また十文字の脈は、よくみると順番がありますね。細い方の脈ができ、その後また岩が割れ、もっと大きなクラックができて、それをシリカが充填したのでしょう。もちろん、一度に細かく割れて、その隙間を充填したものもあります。赤いチャートがそんな状態になれば、霜降り肉状態に見えますね。

さんのコメント...

Shigeさん
ありがとうございます。全部堆積してできたものかと勘違いしていました(汗)。特に、細い線は熱水に含まれたシリカが充填してできたものが多いんですね。
地球上でそんな、岩が割れるような地震と噴火が繰り返していた時代の、石は証人なのですね。
そう思うと、ますます石への愛着が強まります。まあ、どんどん石屋敷になっても、困るのですが(笑)。