2025年10月31日金曜日

キノコの春

大風が吹いたり、大雨が降ったりすると、枯れ木があちこちで倒れます。
これは、森林再生の自然の摂理だと思いますが、この3年間で山に起こった「ナラ枯れ」で枯れたコナラも、これから順次倒れていくことでしょう。山に人工物をつくっているわけではないのに、なぜナラ枯れになるのか不思議に思っていましたが、専門家によると、山の裾につくった人工物が水の流れを遮断して、その悪影響が、上へ上へと広がっていくのだそうです。


我が家の坂道入り口あたりでも、この数年で何本かの大木が倒れてしまい、残った木たちもちょっと元気がありません。


我が家へと入る坂道の入り口がかなり鋭角になっているのは、生えている木をできるだけ切らずに残しておきたかったからですが、残したコナラの中にも、いつのまにか枯れてしまって、切り倒さないと、ある日突然倒れて道を防ぎそうなものがあります。
このきのこが生えている木もそうです。


キノコは、今を盛りと生を謳歌しているところです。


どんどん繁殖しています。




2025年10月29日水曜日

夏の花? 秋の花?



萩が実(莢)をつけています。



花を見てもマメ科とわかるのだけれど、莢もなにげにかわいい形をしています。


花が咲いていたのは8月の終わりのことでした。






 

2025年10月28日火曜日

むかご


市道から我が家への坂道の脇に植えてあるドウダンに絡みついている蔓草が、何かと思って近づいて見ると、ヤマノイモでした。


取り払ってしまおうかと思ったけれど、むかごが生っています。


むかごを食べてから、蔓を取り払うかどうか考えた方がよさそうです。





 

2025年10月27日月曜日

夫の買いもの

「栗を買ってくる」
この時期、我が家では 圧力釜で茹でた栗をよく食事代わりに食べています。夫はお米が大好きですが、お米を食べると血糖値が上がると信じ込んでいて、そうめんやお蕎麦なら大丈夫、栗ならもっと大丈夫と思い込んでいる節があります。
「どれだって、少量なら同じようなものでしょう?」
「いやいや、お米を食べた次の日は血糖値が高い」
そう言って、お蕎麦や栗はたっぷり食べるのです。


栗を買いに行った夫が、アケビも買ってきました。
「これ好きだろうと思って」
「えっ、私買ったことないけれど」
近くに生っているものを食べることはありますが、私が食べるのは皮だけ、買ったことは一度もありません。


仕方がない、料理しましょう。包丁で半分まで切り込みを入れて、種とそのまわりを取り除きました。中身は夫に、
「食べてみる?」
と差し出しました。
おそらく販売用に栽培しているアケビで、皮がとても肉厚です。
詰めものとして、豚肉少々、ネギ、インゲン、シイタケ、しょうがを細かく切ったものを用意しました。


炒めて、しょうゆで味付けして、中身を取り除いたアケビに詰めます。


フライパンで焼くだけで火が通るのかどうか心配でしたが、山形の郷土料理なのでオーブンを使わないでやってみました。蓋をして時間をかけて皮に火を通しました。
1つを4つに切って、二人で一つずつ食べたのですが、夫はアケビの皮をちょっと残していました。では、何のために買ったのか? ちょっと目を惹かれただけに違いありません。
「これって、なんだったっけ?」
「えっ!」
アケビだということも知らずに買ったのでした。
今日は残ったアケビをオーブンで温めなおして食べてみようと思っています。







2025年10月25日土曜日

寒くなったね


視線を感じて見ると、ハラビロカマキリでした。


産卵場所を探しているのでしょうか?
しっかりファイティングポーズをとっていました。





 

2025年9月23日火曜日

トンビ


稲を刈っているコンバインの周りをトンビが舞っていました。
イナゴが飛び出すのを待っているのか、車の窓から見たときは3羽舞っていたのに、降りてみたら、1羽だけが残って、あとは飛んで行ってしまいました。


トラクターには、よくハクセキレイがお供していますが、コンバインのトンビのお供は初めて見ました。
トラクターで掘り返した土から出てきた虫を捕まえるのは簡単そうですが、小さいイナゴを舞いながら食べるのは、よっぽど目がよくなくてはできない相談です。





 

2025年9月14日日曜日

ヒメイワダレソウ、いろいろ

昨年、長男の住む糸島に行ったとき、町はずれの4人がやっと座れるくらいの小さなコーヒーショップに行ったことがありました。そこでコーヒーを飲むというより豆を売ったりテイクアウトが中心の店でしたが、店の前の畳2枚ほどの小さな庭に、ヒメイワダレソウのような植物がびっしりと育っていました。
「あら、ヒメイワダレソウかしら?」
「栽培種でクラピアって言うんだ。ヒメイワダレソウよりびっしりカバーするよ」
と息子。
「今年はあまり踏んでないからちょっときれいじゃないんでけれど」
と若い女性の店主。
クラピアは、踏めば踏むほどきれいに広がるのだそうです。


我が家のヒメイワダレソウもちょっと背が伸びてほわほわして徒長のように見えたとき、「そうだ、踏んだ方がいいんだった」と思い出し、それまで踏まないように石を置いていたのを無視して、極力踏むようにしていたら、今年はきれいに広がりました。

ところで、ネットでヒメイワダレソウと検索すると、外来種のリッピアというのが出てきます。そして、リッピアは繁殖力が強いし、冬場は汚いので植えない方がよいと書いてあります。
わぁ、紛らわしい!


我が家のヒメイワダレソウは、そんなに繁殖力はないので、リッピアではなさそうですが、外来植物のようです。その昔、母が苗を運んできたジュウニヒトエも、紫の花が咲くのは外来種らしいと知って、驚いたことがありました。
見慣れた庭の植物たちが、じつは世界を股にかけて繁殖しているのを知ると、そんなものだろうと思ったり、ちょっと複雑な気持ちになったりします。