2012年1月31日火曜日

ガラスの霜


今朝の気温はマイナス五度とか、車のフロントガラスに、霜が凍りついていました。


ガラス一面の霜でなく、こんな霜なら、大歓迎でした。


2012年1月30日月曜日

焚き火日和



この数日微風がありました。
今日は風がないので、土を動かしたときに出た廃材や、山仕事で刈り取った篠竹など燃やしました。


やっと手をつけた、昨年の台風のあと片づけ。
倒れた桐の木の枝や、桐の木に折られた、他の木の枝など、可能な限り片づけました。
 

もっとも、力のかかっている枝は、まだ切るのには早すぎるよう、もう少し朽ちて、太い桐の木が勝手に地面まで落ちてくるまで、待たなくてはなりません。


でも、ずいぶんきれいになりました。
燃やすものを集めていると、寒波がきているというのに、汗をかきます。


見つけた、朴の木の枝の跡。
他の木はどうなっているかな?


栗の木の枝の跡。


栃の木の枝の跡。


切り倒した栗の木についていた、虫のねぐら。
これは、もちろん開いてみたりしませんでした。

2012年1月29日日曜日

人も働けば縄文土器に当たる


「また?」
そうです。また、縄文土器を拾いました。
不思議なことに、拾おうと思うときには見つけることができないのに、一心不乱に働いているときに、ひょっこり見つかります。


裏庭の土を、作業棟の基礎工事をやっているところに運んできて、ユンボ(パワーショベル)の届かないところ、井戸の周りなどの土を均し終え、ふと足元で見つけたものです。


もっとも、ご褒美をもらえるほどよく働いたのは私ではなく、建機貸し屋さんから借りてきた四輪駆動のダンプ軽トラックと、ユンボ(パワーショベル)、そしてそれを動かした夫ですが。

2012年1月28日土曜日

芙蓉

母が、何度か芙蓉の種をくれました。
そのたびに、ぱらっと蒔いておくのですが、たいてい刈ってしまいます。

稚木のときに、芙蓉にそっくりの草や木があります。
「芙蓉かな」
と残しておいたら草に育ってがっかり、を重ねて、芙蓉らしき葉っぱを見ても、自分で蒔いたことを忘れて、ついつい刈ってしまうのです。
  1.  
割と大きくなってから見つけた、芙蓉らしき株、
「草じゃないの?」
と疑いのまなざしで見ていましたが、
「まあ、いつでも刈れるわ」
と残しておいたら、本当の芙蓉でした。
やっと、芙蓉として大きくなることができたのでした。


ありきたりの芙蓉ですが、昨秋も母が、
「芙蓉の種を持っていく?」
と聞きます。採らなくてもいいのに種を採って、さて植えるところもないしと困っているのです。

一応、母がくれるというものは、拒まないでもらいます。中には、
「燃やして」
と言われた、母の幼いころのアルバムや手紙、ご先祖のお位牌までありました。

また、種箱に芙蓉の種が、しかも「芙蓉園」ができるくらい入っています。

2012年1月27日金曜日


昨日今日と、夫は四駆のダンプ軽トラックを借りてきて、土を動かしています。もともと敷地が斜面でしたから、土が足りなくて欲しいところに、高いところのを削って、持っていきます。

運んできた土を均していると、たくさんのクズの芋が入っています。
もう地表には、ほとんどクズが生えてこない場所ですが、芋(根)はしぶとく残っているのです。

クズは、どんぐりと並んで、古い時代の重要な食物でした。
吉野では、今でも伝統的な方法で葛粉をつくっているところがあります。クズ芋をさがす人は、道もない山の中を数時間歩いて、掘りやすい斜面にやっと葛を見つけ、苦労して掘り、芋の入った重い籠を背負ってまた歩いて持ち出します。
それからも、粉にするまでには幾工程もかかりますから、混じりけのない葛粉が高価なはずです。

そんな山奥まで行かなくても、荒れた畑や、高速道路わきなどには、どこにでもクズ芋が潜んでいますが、みな誰かの土地ですから、葛粉屋さんが、そんなところのクズ芋を、重機で掘れるわけもありません。


これは、数日前、冬のあいだにと「山仕事をしていた私が掘り出した、クズのランナーです。
地表近くの地下、太いのや細いランナーが重層的に走っているところは、まるで混雑した地下鉄のようです。
クズは、ところどころで根を下ろしていますから、切られてもへいちゃらで生き残ります。


手前や、左は数年かかってすでにきれいにしたところ、右奥が、二十年も放って置かれている、まだ手つかずのところです。
今は篠竹だけのように見えますが、春先からクズが葉を繁らせて覆いかぶさります。そして、ちょっと目を離すと、四方八方、太くて長いランナーを、地表にも地下にも伸ばして、丈のあるものには巻きついて登り、そこいらじゅうクズだらけになります。

右は他人の土地ですが、だからと放置すると、結局手間がかかるので、冬の忙しくないあいだに、少しでもきれいにしたいところです。

2012年1月26日木曜日

大惨事

 
昨夕、コンピュータを置いてある机の足元で、なにか音がしていました。
「かりかり、かりかり」
最初気にしていませんでしたが、いつまでも音が続くので見ると、
「わぁ」
大惨事になっていました。

足元においてある、犬用の「お休み所」の中が羽だらけ、その中にどかっと座り込んだ犬が、猫が捕まえた鳥をかじっていたのです。

それから大騒ぎ。未練たっぷりな犬を追いやり、鳥の遺骸を片づけました。
夕方出かけていたので、猫が猟をしたのに、気づかなかったのです。


部屋のあちこちに飛んでいた羽も、すべて片づけたつもりが、今朝になって寝室の敷物の上に一枚残っているのを見つけました。

羽は雉色でした。
「キジの子だったのかしら?」
確かめようと、ゴミ袋をのぞいてみましたが、ぐちゃぐちゃで、とても広げてみる気分にはなれませんでした。

 
猫も、


 犬も、
「そんなことが、ありましたかねぇ」
という、穏やかさです。



2012年1月25日水曜日

どんぐり、いろいろ


昨秋拾ったマテバシイのどんぐりです。

どんぐりははじけやすく、きれいに保存できないのが残念だと、誰しも思います。
「古いどんぐりは、どうなっているかな?」
と、どんぐりを入れたビンを、久々に開けてみました。

これまで、どんぐりを出してみると、虫に喰われたり割れたりして、何度も捨てたことがありますが、今回は大丈夫でした。


どんぐりを入れてあるビンの中には、マテバシイのどんぐりより、横も縦も大きいどんぐりが入っていました。
オキナワウラジロガシほどの太さですが、形は違うし、長いし、なんでしょう?
地上にどんぐりを見つけると、たいていはポケットに入れていますから、どこで、いつ拾ったものか、見当がつきません。



また、マテバシイとほぼ同じサイズのどんぐりと、太さは同じだけれど40ミリ近い、細長いどんぐりもありました(傷んでいます)。


ほぼマテバシイと同じ大きさのどんぐりはしかし、へその形が全然違います。
これはどんぐりでしょうか?



大きくて太いどんぐりのへそは、ことのほか美しい!
 

上の列と、下のクヌギ二つが、ビンに入っていたものです。


ビンに入っていたクヌギは、「どんぐり、ころころ」で比較のための載せたどんぐり(右、昨秋拾ったもの)より古いのに、割れてもなくて、とてもきれいでした。

年月が経ってもこのくらいきれいだと、拾いがいがありますが、クヌギは落ちているときから虫に喰われたりしていて、木が近くにあるのに、最近はなかなか拾う気になれないでいます。

2012年1月24日火曜日

「私の木」


みごとな木に出逢うことがあります。
大きくて、姿のよい木です。

そんな木に出逢うと、密かに「私の木」と名づけて、通りがかるたびにその雄姿を心待ちにし、やがて視界に入ってくると、うっとりとしてしまいます。
「私の木」は、世界のいろいろな場所、とりわけタイに多いのですが、日本にもあります。


この、茨城町の農家の前に立つ木もその一つです。

ぐるっと回り込むような道が、ゆるい坂を下り、やがて登ろうとするところに、この木が立っています。前は田んぼですから、遠望もできます。
小高いところに立っているので、足元の土が削られてしまったのか、根元が大きくなり、しっかりと踏ん張っています。
 

いつも通る道ではありませんが、ときおりここを通ってみたくなります。
この木の脇の農家の方も、近隣の人たちも、きっとこの木に慰められているに違いありません。

そんな木を、「私の木」とは、おこがましいのですが。

2012年1月23日月曜日

どんぐり、ころころ



みぞれ降る西明寺の石段には、こんなものが落ちていました。





これって、やっぱりスダジイの袴でしょうか?




「では、どんぐりはどこ?」
探すと、石段の下に、真ん丸いどんぐりが落ちていました。




アラカシの実でしょうか?




左上がアラカシ、右上は、昨秋つくばで拾った、外来種かな?
下左はクヌギ、右はスダジイです。
我が家のまわりでもっともありふれているコナラのどんぐりを、一緒に撮ろうとさがしましたが、掃除が行き届いていて(えっ)、一つも見つかりませんでした。




どんぐりは割れやすいこともあって、ずいぶん前に「どんぐり熱」は冷めていましたが、こんなかわいいどんぐりを見ると、「どんぐり熱」が再燃しそうです。

2012年1月22日日曜日

樹齢900年





益子に行った帰りに、久しぶりに、天平年間(729-749年)に創建された西明寺に寄ってみました。
西明寺はたびたび兵火に焼かれ、現在の茅葺の本堂や楼門は15世紀、三重塔は16世紀に再建されたものです。




朝は雪でしたが、お昼前にはあられになっていました。




境内では常緑樹、おもにいろいろなカシやシイが、年月を重ねて、うっそうとしています。
その中でも、樹齢900年の高野槙は、とくに存在感を示しています。





葉も、みずみずしいこと!




それに比べて、我が家の樹齢10年の高野槙の葉の色が、年中悪いのは、どういうわけ?
高野槙もどきかと思ってしまいます。



2012年1月21日土曜日

ほおずき提灯



ちよさんの家の入り口近く、竹やぶの横にほおずきが植えてあります。
年々増えているみたい、実の生る季節には、散歩の目を楽しませてくれます。
秋にいただいて、室内に飾っている枝は、いまだに、ほおずき色が健在です。

ところが、外にそのまま残されたほおずきたちは、すっかり茶色く、汚らしく変色しています。
と、見ていると、なにやら赤いものが。




包みが虫に喰われて、中のほおずきが見えていたのでした。