2020年7月6日月曜日

凌霄花


あちこちで、ノウゼンカズラが咲いています。
いつも、花の散り方として桜と椿を対比して語られますが、桜とノウゼンカズラを対比して語られることはありません。
しかし、花の散り方は、椿並みです。


中国原産のノウゼンカズラは、平安時代にはすでに日本に伝えられていたらしいのですが、椿ほどありふれてはなかったのでしょうか。
古くは、ノウセウとか、マカヤキ(どちらも陵苕)とも呼ばれていたそうです。


ノウゼンカズラが古くから日本にあったことを知ったのは、数年前です。宇江佐真理の江戸の物語にノウゼンカズラが出てきたのを読んだとき、
「江戸にあったのか?」
と調べて、案外古くから日本にあったことを、初めて知りました。小さいころはノウゼンカズラは珍しいと思っていましたが、この辺りでは、ごくごくありふれた花です。


追記:


知人Kさんの家に這わしているノウゼンカズラの写真を見つけたので、載せておきます。
こんなに素敵なノウゼンカズラ、ここだけでしょうね。








9 件のコメント:

karat さんのコメント...

最近よく見かけるようになった花なので、南方からの外来種かと思っていました。
平安時代の昔からあったとは…。江戸時代にもポピュラーだったとは…。
それにしても最近あちこちで繁茂しています。どんどん勢力を伸ばすような感じで。
漢字もすごいですね。凌ぐ、二番目の漢字はショウ、空とか宵という意味らしいので、空をしのぐ花なのですね。
 話は変わりますが、春さんのブログで色々知らなかったことを知るということが起きます。
「蛍草」というTVドラマも放映されていたのは知っていましたが、父親が嵌められて切られるというドラマの紹介で、さらにちらっと見たシーンが父親が勤めに出かける場面で、これから悲劇が起きるのかと思っていやになって消してしまったものです。でも春さんのブログを見て、小説を借りて読んでみました。で、葉室麟に今はまっています(^^;)。ありがとうございます。ドラマ見ておけばよかった。

さんのコメント...

karatさん
ノウゼンカズラは花が原色で大きく、日本の風土から浮いていて、最近の外来種にしか見えませんよね。
蔓なのでみんな持て余して、そこいらの木や棒にぐるぐる巻きつけている感じがありますが、家の壁に数本這わしている知人がいて、茎も太くて、とっても素敵です。

我が家ではNHKオンデマンドに夫が加入して、しかも見たのは最初だけだったので、私が加入者を代わってもらい、NHKスペシャルとかではなく、娯楽作品を見ている次第です(笑)。森田未來の「夫婦善哉」とか、面白かったです(^^♪
「蛍草」でドラマに裏切られなかったのは、時間がたっぷりあるので丁寧に描かれていたからでしょうね。
ついに「散り椿」を読んで、こちらは、オールロケと評判だった映画のDVDまで買ってしまいましたが(笑)、話が全然違う!領民への優しいまなざしなどなくなって、ただの殺陣とお家騒動になっていて、ものすごくがっかりしました。映像もきれいと言えばきれいだけど、殺陣のときどこからとなく風が吹いてきて、しかも袴は揺れないのに地面に落ちた花びらだけが飛んでいく、「やめてくれー」と思いました(笑)。
こちらは、文庫本だけの方がお勧めです。

hiyoco さんのコメント...

私もノウゼンカズラが古くからある花だって聞いて衝撃を受けています。てっきりハワイとかからの外来種かと。
近所の友達が、切っても切っても壁を這いあがっていくノウゼンカズラに手を焼いています(笑)。

さんのコメント...

hiyocoさん
植えている方に訊いたことはないのですが、通りから見ただけでみんな手を焼いて、コテンパンに切っている感じが伝わってきます(笑)。
壁に上らせている知人の家の写真を本で見つけたので載せておきますね。たぶん、度肝を抜かれますよ。私も、「えぇぇぇ!」となりましたもの。、

hiyoco さんのコメント...

想像を遥かに超えていたので、大声で笑ってしまいました!フェンスが見えにくいので、這い上がるというより、立ち上がって見えますね。なんか生命の木みたいで格好いいです!

さんのコメント...

hiyocoさん
最初はネットなど張って、立ち上げていたのでしょうか?何気なく、「あの木は何ですか?」「ノウゼンカズラです」「えぇぇぇ!」という感じがわかっていただけたと思います(笑)。
それから、私のノウゼンカズラを見る目がすっかり変わってしまいました。でも、ほとんどの人は持て余していますね(笑)。電柱にも上ったりして。

hatto さんのコメント...

大好きな花のひとつです。追記の写真、立派なノウゼンカズラですね。何年くらいでこんな姿になるんでしょうね?

hatto さんのコメント...

追記...このノウゼンカズラが木にようになったお宅、もう今は満開でしょうかね。咲いている姿のお写真があれば是非見せていただきたいです♪

さんのコメント...

hattoさん
家は1984年に建てられていますが、2005年12月に発行された本で、築21年と説明があります。
それ以後にうかがったことがありますが、同じような感じでした。小枝はしっかりと刈り込まれているので、花は咲くとしても、端の方に少し咲くだけかと思われます。
残念ながら、花のある季節にうかがったこともないし、花の咲いている写真を見たこともありません。今が、見てくるチャンスですね(笑)。
この写真では葉がもう出ていますから、晩春から夏にかけての時期に写したものだと思われます。花を望むのは無理なのかもしれませんね。我が家の庭木も、刈り込めば次の年は花を咲かせません。