2012年6月17日日曜日

筑波の羽

用事があって、友人I夫妻のやっている喫茶店を訪ねました。
夫人がフラワーアレンジメントの教室をやっていることもあって、いろいろ見るものがあります。


この実は、山を歩いていたときに、蔓からぶらさがっている莢を採ってきて、置いておいたら、はじけて種が出てきたとのことでした。


種の長さは17ミリほどで、羽の長さも同じくらいです。

種を三つばかりいただいてきました。
特徴のある種だし、『日本植物種子図鑑』もあるので、何者であるか突き止めるのは楽勝と踏んでいました。


ところが、
「えっ?」
同じような種が延々と数ページにわたって掲載されています。
しかも、この手の種の多くはキク科で、タンポポの綿毛のように、一ヶ所に種がかたまってつくものです。莢に入ったりしていません。

写真を見ただけで、種の大きさがわからないのが、この本の欠点です。
いちいち、別ページの説明を見て大きさを確認しましたが、大きさが該当するものが少ないのに、一つずつ並んで莢に入った種は、とうとう見つけることができませんでした。
残念!


筑波山麓で拾ったものだそうです。


4 件のコメント:

mmerian さんのコメント...

テイカカズラに見えますが、如何でしょう?

さんのコメント...

mmerianさん
ありがとうございました。
全然別のページに載っていました。キョウチクトウ科なんですね。
『種子図鑑』に載っている種子も宮崎県で採集したとか、ミフクラギの近くに載っていました。
同じような形をしたキク科の種子たちも宮崎県の種子が多く、宮崎県固有のものもありました。もしかして、宮崎県にはこんな種がごろごろしているのですか?
調べていたときも思わずI夫人に電話して、「宮崎県で拾ったのですか?」と聞いてしまいました(笑)。

Tomoki さんのコメント...

種子図鑑の著者は、私の大学教授の知合でした。
撮影後の大量の種子たちが教授の部屋に寄贈・保管されていたのを学生の頃見た覚えがあります。
宮崎産が多いのは、著者のメインフィールドが宮崎だったからでしょう。

この長い鞘と綿毛の種子、日本で見かけるものは第一候補がまずテイカカズラですね。

さんのコメント...

Tomokiさん
お久しぶりです。お元気でしたか。そろそろ雨が激しくなっているでしょうか。
種子図鑑は東北大学から出ているのに、宮崎がフィールドだったのですか。どうりで宮崎のものがいっぱいです。
図鑑は、このごろ羽振りのいい息子に頼んでみたら、快く買ってくれました(笑)。ただ、種子の大きさの見当が、写真だけでつきにくいのが欠点です。
植物をしっかり見て生きているわけではないのですが、テイカカズラも見逃していました。自分で拾ってみたいです。