有機農家はこのあたりにもずいぶんありますが、その中でもKさんは筋金入りというか、きっぱりしたものです。
夫婦が食べられさえばいいということで、売るものは必要最小限にとどめて、販路も拡大しようとしません。
そんなKさんの畑では、道路との境やブドウ畑との境に、毎年ソルガムを植えています。
ソルガムは茎も甘いので、虫がソルガムに集まって他の野菜に来ないという利点がありますが、壁のように植えていますから、排気ガスや近くの畑の農薬散布を少しでも阻止しようという意味もあるようです。
そんなKさんの畑に、今年はソルガムと並んで、まっすぐ伸びて茂る草も植えられていました。
「何かなぁ」
と、通るたびにぐんぐん伸びるのを見ていましたが、
花が咲きました。クロタラリアでした。
緑肥植物として、インドやフィリピンではときおり見ましたが、日本では初めてです。
クロタラリアは刻んでマルチにしても、土にすき込んでもよい肥料になります。
エビスグサも緑肥として悪くないけれど、風で倒れやすいのが欠点です。
クロタラリア、植えてみたくなりました。
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