2018年11月22日木曜日

名残りカマキリ


「カマキリさん、寒くなったのに、まだうろうろしているんですか?」


「木の葉もすっかり散ってしまいましたよ」
 

「私だって、好きでうろうろしていません。卵をこのあたりのハナショウブに産もうと来たらないので困っているんです」
「あぁ、きれいに切っちゃったわ。切られないものを見つけて産んでね」








4 件のコメント:

豊田 裕子 さんのコメント...

バナナの木で検索をして辿り着きました。あのバナナの木はまだありますか?
私こと、木工屋をやっておりまして、バナナの木でトンカチの柄を作って貰えないかと頼まれまして。
調べるとどうやらバナナの木は木ではなく草のようで、やはり、木工の材料として取り扱われている可能性は低いと思いつつ・・・・・。
しかし、桐もまた、草の仲間ですから、ひょっとして・・・・・。
何か、情報を頂ければ幸いです。

とてもほっこりとするブログにしばし、癒されました。ありがとうございました。

さんのコメント...

豊田裕子さん
コメントありがとうございます。
わぁ、無理です。誰ですか頼んだのは?
バナナは草です。厚めの筍の皮みたいなのが重なっていて、芯にも固い部分はありません。なたで切り刻んだら豚のエサにできるくらいです。きっと何かと間違えられたのでしょうね。
マンゴーと間違われたのかな?マンゴーならできるでしょう。
また、熱帯の木であれば、マメ科の、和名鉄刀木(タガヤサン)というのが、日本でも手に入りますが、これは名の通り固い木です。

hiyoco さんのコメント...

このようなほのぼのした会話ならいいのですが、もしかしたらハリガネムシに操られてつくばいにやって来たのかもしれませんよ~。水に飛び込む寸前だったりして。コワコワ。
タガヤサンって木の名前だったのですね!イモガイでタガヤサンミナシというきれいな巻貝があります。色合いから名付けられたのかな?タガヤサンは目の詰まり方を見ただけでも硬い木だとわかりますね。

さんのコメント...

hiyocoさん
そうでしたね。カマキリの多くがハリガネムシにやられているってこと、すっかり忘れていました。怖いですね。

タガヤサンミナシ私も拾ったことがありました。タガヤサンはタイ語ではキーレーク(学名カシア・サイアメ、つまりタイのカシア)というありふれた木ですが、日本でタガヤサンと言って珍重していたことを知り、びっくりしたことがあったのを思い出します。
タイでありふれていて日本で珍重していたと言えば蘇芳もそう、日本のご朱印船貿易では欠かすことのできない大切な染料でした。