昨年の春、息子の家の車の出し入れに邪魔になるので、蔓延っていた芭蕉を、邪魔にならない場所に植え替えました。
太い幹が何本も立っていたのを、伐り倒し、根っこだけにして掘り返したのですが、根が張っていて、その根がまた異常に重く、ユンボがなければできない作業でした。
幹は手鋸で簡単に切れたものの、たっぷり水を含んでいて重くて、短く切り刻んで軽トラックに乗せ、やっとのことで焚火場まで運びました。
そして、何度も燃やしたのですが、水分が多すぎて燃え切らず、1年近くたった今でも燃えていない根が残っているほどです。また、昨年の夏には水もやらないのに焚火場やその周辺で転がしてある根からたくさんの芽を出し、芭蕉の生命力の強さを見せつけられました。
そして今日、FBでおもしろい記事を見つけました。
木造のラオスの家では囲炉裏が切ってあります。ラオスの方と結婚されてラオスで暮らしているYさんは、囲炉裏の底にはてっきりトタン板でも張ってあるのかと思っていたら、囲炉裏をつくり直したとき、だんなさんが底にバナナの幹を敷いていたそうです。
そしてその上に土を置きました。
わぁぁ、絶対に燃えなさそうです。
芭蕉の幹を燃やそうと苦労したのに、1年経っても燃えきらない経験をした私は、大いに合点しました。
素晴らしい生活の知恵でした。
2 件のコメント:
強力な保水力!草なのに耐火性があるなんて想像しませんね。春さんもラオスの人たちも大発見でしたね!
hiyocoさん
すごいです!我が家では伐り倒した芭蕉は扱いにくいやつとして、困りもの扱いしていましたが、ラオスでは茎を囲炉裏の中に敷けるし、刻むと豚の餌になるし、花も実も食べられるし、葉は包装に使えるしと、全部が役立つ、一家に1本、無くてはならない有用植物ですね。
エチオピア南部では芭蕉(エンセーテ)を主食にしている人たちもいます。http://koharu2009.blogspot.com/2010/06/blog-post_17.html
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