2011年5月14日土曜日

苔模様





まだ、八重桜の花びらの残る道端の、縁石の上の苔です。
まるで、ネズミの赤ちゃんがトカゲに話しかけたので、トカゲが振り返っているようでした。




雉猫は爆睡しているし、田舎にのどかなときが流れています。





2011年5月12日木曜日

ウドの葉





整体師のKさんから、昨年ウドの株をいただきました。
「ウドの芽が出てる?」
「あっ、どうだろう。何度もユンボで掘り返えされて、拾って植え直したんだけれど」
しばらく前には、まだ出ていませんでした。

「また、掘っていけば」
というわけで、二株いただいてきて、葉をバッサリ詰めて植えました。




さて、切り落とした葉がもったいない。




というわけで、ちよさんから、
「掘りにきて」
と呼ばれて、掘ってきたたけのこと、




「とってけ」
と、たけさんからもらった里豆(さやえんどう)も加えて、




夜は、春野菜のお鍋でした。
あ~ぁ。いつも簡単料理ばっかり。




よく見ると、昨年いただいたウドも、掘り起こされて、しばらく根っこのまま転がったりしていたのに、ちゃんと芽を出していました。

2011年5月11日水曜日

フジの花





フジは、好きな花でしたが、ここに来て、家の周りの、木という木に絡みついているのを見てから、あまり好きではなくなりました。
風情があると、のんきに言っていられません。豆からの発芽率は高いし、油断すると、すぐにクヌギ、コナラ、山桜などに巻きついてはびこり、雑木を青息吐息にさせてしまいます。

この季節に、滝への道を散歩すると、あちこちにフジの花が散っています。
手足よりも太いような木が、曲がりくねりながら高く高く登っているのは見えますが、花は遥か上の方です。




もっとも、高いところだけでなく、道路脇の、いつも草刈りしている斜面の上にも咲いています。
花は近くで見ると、やっぱり美しい。

フジや葛のような繁殖力の強い植物は、林に人が入るのを阻み、里山などと言って手を入れ、人間が疲弊させた地味を向上させているということは、重々承知していますが、家の周りで縦横無尽にのさばられると、やっぱりいい気持ちがしません。見るからにだらしない感じがするからです。

当分、我が家の周りのフジ、アケビ、スイカズラなどは、枕を高くしてはいられないことでしょう。

う~ん、アケビもスイカズラも、実は大好きなのですが...。

2011年5月10日火曜日

縄文土器の破片





ナスの苗を植えていて、裏庭で久しぶりに縄文土器を見つけました。

夫があちこち掘り返しているので、通りがかりについつい見てしまいますが、なかなか落ちていません。案外、無心に働いているときに、ひょっこり見つかります。




どれもそうですが、少しだけ、カーブしています。

2011年5月8日日曜日

カエルのオトシブミ





今年も、オトシブミが届けられました。




オトシブミを届けてくれたのは、太ったアマガエルさんでした。




届けたきり、いつまでも立ち去ろうとしません。
テラスに長居すると、そのうち干上がるからと、カエルことを勧めたのですが、ケヤキの日陰が動いたあとも、お帰りになろうとしません。

狩猟猫トラは家の中で寝ていますので安全ですが、あまり長居しなでカエル方がよいと思います。





石屋さんの小石





八郷から、西の山を超えると、そこは関東平野の東端の町、真壁です。
真壁は古くから石の町として栄え、中国からの輸入石が主流となった今でも、石屋さんが並んでいます。

久しぶりに石屋さんを訪ねました。
痛ましいことに、どの石屋さんにも、倒れて首がとれた観音さまや、お地蔵さまが、積み上げてあります。5メートル以上あるような観音さまも、無残に倒れていました。
地震のとき現場にいたら、さぞかし恐ろしかったことでしょう。

気弱な私は、首のとれたお地蔵さまを撮したりする勇気がありません。
やっと壊れた燈籠のパーツだけ写真に撮りましたが、これでは惨状は、全然伝わりません。




どの石屋さんも、まだ余裕が無いのか、石が散乱したままで、小石なども袋からこぼれ落ちていますが、石を拾うのが好きな私も、さすがに石屋さんの庭先で、拳大の石を拾うのははばかれます。
「泥棒」のようだからです。

そこで、夫が用を足している間、花の写真など撮っていましたが、




指の先くらいの小さい石なら、許されるかしらと、拾ってしまいました。
スパイラルに消えた白い線、中がどうなっているのか不思議です。




この石は、白い線の上下に、細い黒い線が見えるけれど、これも堆積したのかなあ、なんて見ていると、夢が太古に広がります。




2011年5月6日金曜日

ワラビ





いつも、他の野草に比べると、ワラビは熱心に採らないのですが、今春は草刈をしていて見つけたこともあり、二度ほど食べました。
フキノトウ、タラの芽、ワラビ、なんでも幼くて、よくしまったものだけを用いるのではなく、私は成長して大きくなったり、葉が伸びたものも平気でいただいてしまいます。
味もそう変わらないし、量も増えますので。
というわけで、ワラビの若葉も気にしないで摘みました。

いつも、ワラビ採りにあまり熱心ではないのは、アク抜きをするだけの量をさがすのが面倒ということもあります。




バットにワラビと重曹を少々、熱湯を注いで、アク抜きします。




一晩置くと、水はすっかり黒ずんでいます。

このワラビ、水洗いして短く切り、卵とじにしていただいたのですが、息子の家族が来ていたこともあり、食べるのに夢中で、写真を撮るのを忘れてしまいました。