2011年6月12日日曜日

ストローの三角をつくってみました





ストローの三角に、作り方を教えて欲しいという投稿がありました。
一度もつくったことはありませんでしたが、できるかな?

まず、手元にある三角を一つ、開いてみようとしましたが、きつくできていて、開くことができません。
しかたなく、棕櫚の葉で、やみくもにつくってみました。なんとかできましたが、うまく締まりません。くずくずです。




ストローをさがし出し、再度つくってみると、この三角は、ストローの丸まろうとする力をうまく利用してつくってあることがわかりました。また、ストローの帯をつくるとき、その幅の違いでできあがりが違ってきます。

右端は、幅が1センチでつくったものです。丸まろうとする力が強すぎて、角がうまく尖りません。真ん中は幅1.5センチ、角は尖りますが、ちょっと大きすぎる感じがします。左の、1.2~1.3センチくらいがちょうどいいみたいです。
もっとも、写真で見るとどれも角が同じようで、たいして代わり映えしませんが(笑)。




作り方は、まずストローの、曲がるために蛇腹になっているところから先を切り落としてから、線に沿って(三本線のストローを利用)、カッターでフリーハンドで開きます。
強く丸まろうとするので、左手でマットに押しつけて開きながら、右手でものさしをずらして抑えます。まず片側をカッターでまっすぐに切ります。
まっすぐになった方から、1.3センチくらいのところに鉛筆で印をつけ、フリーハンドで開いた方の端を切り落とします。




リリアンは12センチほどに切り、端に結びコブをつくっておきます。




ストローの左端を下から持ってきて、かぶせて上に挿し込み、結ぶようにします。
ちょうど、爪の下あたりが、三角山の頂上で、リリアンを挿すところになります。




指をずらしながら、ストローをずらしてみるとこんな感じ、真ん中の尖っているところ(あるいは反対側の尖っているところ)にリリアンを挿します。
ここで、三角錐が上下に合わさった、できあがりの形を頭の中でイメージします。そして、ストローの端を、しかるべきところに挿します。裏を見て、三角形が平面になっているようでしたら、ふくらませて、立体にしなくてはなりません。指先で調節します。一番難しいところです。

一度くぐらせると、もう形ができます。自然に重ねて、もう一度くらい下をくぐらせて、長ければ端を切ります。端は、くぐらせるストローの下に十分入り、しかも外から見えない長さに切ります。




それにしても、どなたか知りませんが、師匠のつくった三角(左)はしっかり角が尖っています。、私のつくった三角(右)はどれも角が甘いのがわかります。

しっかり締めながらつくると、最初にくぐらせるときうまくいかないし、ゆるくつくってあとで締めようとしても、なかなか締まりません。「何事もいと難しきかな」でした。


2011年6月11日土曜日

水玉模様の山法師





今年、ヤマボウシは例年よりたくさんの花をつけました。
しかも、台所から見ると、総苞は真っ白なはずなのに、高いところの一部に、桃色の総苞が見えています。

「変だなあ」と外に出てみましたが、桃色の総苞は、どれも高くて手が届きません。
手が届く所のヤマボウシを見ると、おやっ、桃色の斑点がついている総苞があります。




こんな、水玉模様のずきんをかぶった山法師がいたら、変でしょうか?粋でしょうか?





2011年6月10日金曜日

『中国草本彩色図鑑』



夫が筋肉の使い過ぎで、ダウンしました。
長年、右腕を酷使してきたので、右肩は以前から痛がっていましたが、とうとう痛さが右膝にまできました。
煎じ薬をつくっていただこうと、漢方薬局のKさんを訪ねました。筋肉が緊張しているので、K夫人に整体もやっていただきました。

つき添った私は、そのあいだ、薬局にある『中国草本彩色図鑑』全三巻をながめます。Kさんが中国で手に入れてきた本で、いつ見てもわくわくします。




日本にある植物も載っていれば、ない植物も載っています。
つる草のAristolochia debilis Sieb.には、以前アップした、つる草のゴンドラにそっくりの実が描かれていました。
悲しいかな、漢字が書いてあるというのに、中国語はちんぷんかんぷんで、実の大きささえもわかりませんが、この仲間であることは、間違いなさそうです。




ヤムも何種類か載っていました。
いつかアップしたヤムイモは、Dioscorea collettii Hookによく似ていました。

植物図鑑は、やっぱり絵に限ります。植物の絵は細部まで楽しめますが、写真だとなかなかこうはいきません。
この本が欲しいと、何度かネットでさがしてみたことがありましたが、見つかりませんでした。

夫の筋肉疲労には、しばらく力仕事を休むことが一番の薬です。
地震以後、足場の悪い、高いところの梁の補強で、太い梁に穴を開けたり、ボルトを締めたりしたのが、肩を痛めた直接の原因でしたが、地震ストレスもあったと思われます。

力仕事は夫に押しつけてきた私でさえ、肩は慢性的に疲労しています。田植えが三分の一すんでいますが、残りを植えるかどうか、思案のしどころです。




2011年6月9日木曜日

なんだったんだろう?





焚き火をしようとしたら、焚き火場に鉄の棒が落ちていました。なんだろう?
真ん中にフックがついて、両端が曲がっています。

夫にたずねてみましたが、
「しばらく前からあるけど、なんだろうなぁ」
と知らない様子です。

とりあえず、拾っておきました。




「なにに利用できるかなぁ」
もう少し収納部分を増やしてすっきりさせたい展示室の梁に取りつけてみることにしました。
ヒートンを二本取りつけ、差し込んで簡単に固定しました。




お盆に並べて飾ってあった、カンボジアの織り機の道具(滑車)をぶら下げてみました。なんだかぴんときません。
この滑車は、それ自体はとても素敵なのですが、美しく飾るには、一工夫も二工夫もしなくてはなりません。




「インドの、お祭り飾りのきびがら細工はどうだろう?」
ごちゃごちゃしているところが、余計ごちゃごちゃしましたが、楽しいお祭り気分は出てきました。




きびがら細工は、壊れやすいのに、苦労して持ち帰った甲斐があったでしょうか?
箱にしまってあったものを出したので、部屋の片づけは、結局進みませんでした。

それにしても、この鉄の棒は、いったいなんだったのでしょうか。




下の台の上は、相変わらずごちゃごちゃしています。
どちらかと言えば、普通の棚では飾りにくいものばかりはみ出しているので、なんとかすっきり収まる、タワーのようなものがつくれないかと、思っているのですが...。


2011年6月8日水曜日

田舎で暮らしていると、





いつも、ほんの少ししか実をつけない、道端のサルトリイバラが、今年はたくさんの実をつけています。
葉よし、青い実よし、赤い実よし、サルトリイバラって本当に絵になります。




スイカズラの花も、今が真っ盛りです。
中国では忍冬、金銀花などと呼ばれて親しまれ、昔、北京のあたりでは、塀に這わしていた家が多かったそうですが、今はどうでしょうか?

アケビやスイカズラは大好きですが、山仕事をするときは、篠竹などに絡まって生え放題にのたうち回っているのを、容赦なく切っていきます。そうしないと、仕事が進みません。

山里の、自然に近いところに住んでいると、毎日否応なく動植物とのせめぎ合いをしなくてはなりません。今も、窓の外では、大きな鳥(なんだろう?)が、ホバリングをしながら、瓦の下に入れるところを探しています。巣をつくりたいのですが、昔の瓦と違って最近葺いた瓦の軒先には、雀が入れないように、「雀避け」がついています。

瓦下はちょっと無理ですが、軒下なら巣づくり可です。
つばめに来てもらいたいけれど、田んぼから遠すぎるのか、この頃はやってきません。軒下に巣をつくるのはスズメバチくらい、今年もスズメバチは巣をかけるでしょうか?

先日、積んであった材木を動かしたら、材木の間に巣をつくっていた蜂に、しつこく抗議されました。う~ん、人間の私たちとしたら、材木が別のところに片づいて、すっきりしたんだけどなぁ。




2011年6月7日火曜日






入り口のガラス戸に、一匹の蛾がぺたっと張りついていました。
蛾は苦手ですが、あまり動きまわらないので、なんとか共存できます。




それにしても、このヒゲのあたりのおしゃれなこと。
知りませんでした、こんな繊細な姿をしているってこと。


2011年6月6日月曜日

モミジイチゴ





気がついてみたら、モミジイチゴが熟れています。もう少しで食べ損なうところでした。
昨夏の猛暑のせいか、春に実のなるものは、なんでも大豊作のようです。




野生のいちごの中で、モミジイチゴは、もっとも味のよいいちごです。
たくさん採れました。