2015年5月20日水曜日
2015年5月19日火曜日
2015年5月18日月曜日
2015年5月17日日曜日
2015年5月16日土曜日
破れ傘
14年前、八郷に来て最初の仕事は、敷地の草を刈ることでした。背の竹より高い草や篠竹を夢中で刈り終わって見まわすと、敷地の四方も荒れ果てていました。
農村では、1960年代まで、薪も落ち葉も貴重な資源でした。
誰もが、薪、落ち葉、牛の餌である草などを必要としていたので、私の今住んでいる村では、こと細かに拾ったり採ったりする範囲やルールを決めていました。
自分の土地や入り合い地のもので不足するときは、大地主さんの山(土地)の枯れ枝や落ち葉を拾わせてもらいました。そして、いただいた量に応じて、その地主さんの田畑の仕事に労働を提供することで、貸借の帳尻を合わせました。
当時、雑木林は薪として切り倒しては再生させたので樹高は低く、草も落ち葉もとり尽くした地面はなめらかで、裸足で歩けるほどでした。
さて、私たちがここに来たとき、山にはそんな昔の面影は、まったく残っていませんでした。
敷地の周辺の土地も、二十年、三十年と放置され、篠竹が生い茂り、その上をクズがのたうちまわり、足を踏み入れることもできませんでした。
木という木には蔓が登って絞めつけ、どの木も瀕死状態でした。あまりにも見苦しいので、目に入る範囲の雑木に登った蔓、クズ、アケビ、フジ、スイカズラ、ツタなどは、根元の方で切ってやりました。
でも、一度切ったぐらいでは、何にもなりません。いつもきれいにしておかないと、蔓はすぐ登り、我が家の敷地にも、勢いよく入り込んできました。そこで、暇を見つけては下草も刈って、その範囲を年々広げて行きました。
そんな、雑木たちの足元をきれいにしているときに、一度も畑として使ったことのなかった一角から表れたのがヤブレガサでした。
あれから十年以上経つのに、ヤブレガサの分布面積はほとんど広がっていません。それでも数年前から花を咲かせるようになりました。
とっても涼しげです。
農村では、1960年代まで、薪も落ち葉も貴重な資源でした。
誰もが、薪、落ち葉、牛の餌である草などを必要としていたので、私の今住んでいる村では、こと細かに拾ったり採ったりする範囲やルールを決めていました。
自分の土地や入り合い地のもので不足するときは、大地主さんの山(土地)の枯れ枝や落ち葉を拾わせてもらいました。そして、いただいた量に応じて、その地主さんの田畑の仕事に労働を提供することで、貸借の帳尻を合わせました。
当時、雑木林は薪として切り倒しては再生させたので樹高は低く、草も落ち葉もとり尽くした地面はなめらかで、裸足で歩けるほどでした。
さて、私たちがここに来たとき、山にはそんな昔の面影は、まったく残っていませんでした。
敷地の周辺の土地も、二十年、三十年と放置され、篠竹が生い茂り、その上をクズがのたうちまわり、足を踏み入れることもできませんでした。
木という木には蔓が登って絞めつけ、どの木も瀕死状態でした。あまりにも見苦しいので、目に入る範囲の雑木に登った蔓、クズ、アケビ、フジ、スイカズラ、ツタなどは、根元の方で切ってやりました。
でも、一度切ったぐらいでは、何にもなりません。いつもきれいにしておかないと、蔓はすぐ登り、我が家の敷地にも、勢いよく入り込んできました。そこで、暇を見つけては下草も刈って、その範囲を年々広げて行きました。
そんな、雑木たちの足元をきれいにしているときに、一度も畑として使ったことのなかった一角から表れたのがヤブレガサでした。
あれから十年以上経つのに、ヤブレガサの分布面積はほとんど広がっていません。それでも数年前から花を咲かせるようになりました。
とっても涼しげです。
2015年5月15日金曜日
強い!生きていたヨーロッパブナ
一昨年だったか、mmerianさんにヨーロッパブナのどんぐりをいただき、昨年の春に、その苗を定植しました。
ところが、あっという間にイノシシに折られ、以後何度見ても影も形もなく、残念ながら消えてしまったものと思っていました。
ところが昨日、草を刈っていて見つけました。ヨーロッパブナは生きていたのです!
折られて、残った部分から新しい枝を伸ばしたのでしょうか?どんぐりから、まったく新しい茎が出てきたなんて考えられません。
クヌギ、ナラ、クリなどは、大きな木を切り倒すと、いっせいにひこばえを出します。
でも、まだ根も短い小さなブナがまた枝を伸ばすことができるなんて、思ってもみませんでした。よくぞ、出てきてくれました。
ただ、丈は定植したときよりも低いし、葉っぱも虫に食べられています。
大きく育つかなぁ。
蕨の向こうの、目印に置いてある植木鉢の左側に生えているのが、ヨーロッパブナです。
すぐ近くの日本のブナの木。
左奥にヨーロッパブナの目印の植木鉢が見えています。
ところが、あっという間にイノシシに折られ、以後何度見ても影も形もなく、残念ながら消えてしまったものと思っていました。
ところが昨日、草を刈っていて見つけました。ヨーロッパブナは生きていたのです!
折られて、残った部分から新しい枝を伸ばしたのでしょうか?どんぐりから、まったく新しい茎が出てきたなんて考えられません。
クヌギ、ナラ、クリなどは、大きな木を切り倒すと、いっせいにひこばえを出します。
でも、まだ根も短い小さなブナがまた枝を伸ばすことができるなんて、思ってもみませんでした。よくぞ、出てきてくれました。
ただ、丈は定植したときよりも低いし、葉っぱも虫に食べられています。
大きく育つかなぁ。
蕨の向こうの、目印に置いてある植木鉢の左側に生えているのが、ヨーロッパブナです。
すぐ近くの日本のブナの木。
左奥にヨーロッパブナの目印の植木鉢が見えています。
追記:
これって、もしかしたらコナラかもしれません。
2015年5月14日木曜日
笹の花
今年は、いろいろな花の咲き方が異常だという話は聞きますが、篠竹も異常です。
篠竹の藪だったところを刈り取ったところで、こんな生え方をしています。
それも、一ヶ所、二ヶ所ではなく、あたり一面です。
健康な篠竹は、一本の竹の子をすっくと伸ばします。
ところが、頻繁に切られた竹は、どうにかして葉緑素を多く地下に送りたいと思うのか、細い芽を何本も出すことがあります。
これは、日当たりのいい場所では当たり前の現象です。
それが、葉を広げてなくて、丸まっています。
花を抱いているのです。
昨年、生まれて初めて日本で竹の花を見ましたが、今年はもう竹の花だらけです。
冷夏が予想されているそうですが、植物たちはいったい何を感じているのでしょうか?
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