随分前に母にもらったルナリア、我が家では決してたいせつにされているとは言えません。
こぼれ種から、あちこちに芽を出し、ひっそりと命をつないでいます。
春に芽を出しているのを見つけられても、いつも無視されます。花も無視されます。さらに、刈払い機で刈られたり、場所が悪いと引っこ抜かれたりすることもあります。
コンクリートの型枠を外す仕事をしていたら、刈り残された貧弱なルナリアが残っていました。まわりにはすでに落ちた、実や種がばらばら転がっています。
種を守っている莢が、必ず黒ずんで汚らしい色になるところはいただけませんが、扁平な種はかわいくて、葵の葉のような形をしています。
そして、莢も真ん中の一枚だけは美しく、絹のように光沢があり、光も通します。
緑色の実がなっているところもかわいいのですが、積極的に愛でる気持ちもなかなか湧いてきません。
たぶん、一ヶ所決まったところに生えるのではなく、毎年勝手気ままに動いてしまう植物が、私はそんなに好きになれないのかもしれません。
これからも、ルナリアの自立生活は続きそうです。
2 件のコメント:
こんな植物があるのですね。
一番上の写真、誰かがポテトチップスを落としたところを撮ったのかと思いましたよ。(笑)
Shigeさん
本当はもっと大きくて、いっぱい実がなって、立派なものです。
何度か収穫して、家の中に飾っていたこともあるのですが、かさばって、じゃまになって(笑)、処分、処分でした。
それでなくても、埃がたまりやすいものがいっぱいあるので、ルナリアをはじめ、ドライフラワーの面々には、ご遠慮願っています。
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