2012年5月13日日曜日

生葉で染める藍


インドに住むポンチョさんの友人が、我が家にいま逗留しているポンチョさんのお連れ合いに託すために、藍の種を送ってきました。
そして、おすそわけというか、私も藍の種をいただいてしまいました。
その藍は、藍玉をつくって発酵させなくても、そのまま使える藍とのことでした。


いただいた種の中に、穂になっている種が交じっていました。
これを見ると、タデ藍の一種に見えます。


通常、4月に種蒔きするのだけれど、今年は寒かったので今頃でもよいとのこと。早速教えていただいた通りに、手で揉んで薄い皮を取り除き、蒔いてみました。
少し大きくなった苗をポットに移し、さらに大きくなってから本植えするそうです。


水分は十分必要だということなので、一緒に水やりするのが便利な苗代の横に置きました。

生の葉で染まるのですから、素人にも扱いやすい藍ですが、木綿は染められないとのこと、さて何を染めましょう。
もちろんちゃんと藍が収穫できる方が先ですが、生の葉を使うのですから、今から心がけておいた方がよいかもしれません。


これは、連休初めに益子の藍染め屋さんで見かけた、ヨーロッパ藍の花です。
パレスチナ(ベドウィン)のドレスなどは、この藍で染めたのでしょうか?


そして、日本の山藍の葉。これもタデ藍のようです。


2 件のコメント:

Tomoki さんのコメント...

ヤマアイは、タデ科ではなく、トウダイグサ科の植物です。

昔、押し葉標本にしたら、この植物の根茎だけ青黒く変化していて、びっくりした覚えがあります。

万葉の昔には染料としても使われていたとか。

さんのコメント...

Tomokiさん
ありがとうございました。調べもせず、適当に書いてしまいました。反省しますm(_ _)m。
あまりにも普及していたのでタデ藍が日本固有の藍だと、漠然と思っていましたが、朝鮮半島から来たものだったのですね。
蒔いた藍は二葉が出ています。

そういえば、日本の鉈豆は生育時間が足りないからまん丸くならないのでしわしわで薄いと聞き、急いで蒔きました。これも、そろそろ頭をのぞかせています。