一本の木

先日の歩く会でのこと、一本の見事なモチノキを見つけて、写真に撮ろうとしました。
カメラを取り出したので、横を歩いていた女の子たちが焦って避けてくれようとしたので、
「気にしないでいいから」
なんて言いながら一枚だけ撮ったら、木の端が切れていました。
これでは、一本の木かどうかわかりません。後日撮り直しに行きました。

モチノキの奥の、駐車場を兼ねた、このあたりで「文化住宅」と呼ぶ家は素敵ではありませんが、モチノキは素敵です。
たった一本の木で、こんな形にするなんて、長い年月がかかっているものと思われます。

あとからつくった大谷石の塀も、モチノキにその居場所を与えています。
後ろの「文化住宅」や、大谷石の塀で、モチノキの美しさは半減していますが、それでも美しく刈り込まれているので、モチノキは今なお愛されているようです。